日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2003年)

CFP: 第130回情報処理学会DBS研究会/第71会情報処理学会FI研究会合同研究発表会


SIGMOD JAPAN ML,DBJAPAN ML 登録者各位:

【重複して受け取られた場合はご容赦下さい】

下記の通り 5/22-23 の両日,第130回情報処理学会データベース
システム(DBS)研究会と第71会情報処理学会情報学基礎(FI)研究会
の合同研究発表会を開催いたします.今回のテーマは,「情報のマイニング,
組織化,可視化」および一般です.

  また,近年話題となる事の多いインターネットアーカイブ関連で2件の
招待講演を予定しております.一つめは国立国会図書館関西館の廣瀬信己氏に
よるもので,「インターネット資源選択的蓄積実験事業 WARP」
(http://warp.ndl.go.jp/) に関するトピックを中心に,インターネット
アーカイブ事業の実践と課題に関してご講演頂きます.

  二つめは慶應大学文学部図書館・情報学専攻の原田隆史先生によるもので,
慶應大学における「文化的価値のある情報メディアの体系的保存政策の基礎的研究」
(http://www.slis.keio.ac.jp/news020927.html)
を踏まえて,WebページやTVニュースの体系的な保存方法に関する各国の
取り組みを御紹介いただきます.

  なお,5/22の研究会終了後に懇親会を企画しております.金額や場所などは
未定ですが,こちらへのご参加もご検討下さい.

  多数のご参加をお待ちしております.

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市川哲彦 山口大学メディア基盤センター

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第130回情報処理学会データベースシステム研究会
第71会情報処理学会情報学基礎研究会
合同研究発表会 プログラム

日程: 2003年5月22日(木) 〜 23日(金)
会場: 慶応大三田キャンパス北新館大ホール
  港区三田2-15-45,Tel: 03-3453-4511(代)
  JR 田町駅または都営地下鉄三田駅より徒歩7分
テーマ: 情報のマイニング,組織化,可視化

概要:
 広帯域通信ネットワーク,高密度記憶装置,コモディティPCクラスタなどの技術
的な発展と,90年代中旬のブーム以降も着実に発展を続けるインターネットによっ
て,我々がアクセスし活用可能な情報源は増加を続けております.こららの情報源
の有効活用には,構造データベースからのデータマイニング,非構造データベース
からのテキストマイニング,半構造データベースからのWebマイニングといった各種
マイニング技術や,それらを互いに結び付けるクラスタリング等の組織化技術,
ユーザとシステムを結び付ける可視化技術が必要不可欠であり,データベース
コミュニティーにおいても近年の重要な研究課題になっております.そこで,
データベースシステム研究会と情報学基礎研究会は,合同で「情報のマイニング,
組織化,可視化」をテーマとした研究発表会を開催致します.

昨年同様,活発な意見交換の場となるよう皆様の積極的な参加をお待ちしております.

参加費用:
◆DBS/FI研究会(個人,賛助,準)登録会員・・・無 料 
◆DBS/FI研究会登録会員以外で研究発表会に参加の場合 
  ◇情報処理学会会員・・・・・当日の資料代 (2,000円) 
  ◇情報処理学会学生会員・・・500円 
  ◇非会員・・・・・・・・・・1,000円+当日の資料代 (2,000円)

※ 5/22の発表会終了後に懇親会を行う予定です.場所や料金は交渉中です.

【5月22日(木)】

● 9:00〜9:15 開会の挨拶,事務連絡

● 9:15〜10:30 セッション1: テキストマイニングの応用(1)
(1) ネットオークションを対象としたテキストマイニングエージェント「NTM-Agent」の評価
  〇楠村幸貴, 土方嘉徳, 西田正吾(大阪大)
(2) セマンティックグループウェアWorkWare++とKnowWho検索への応用
  ○片山佳則、小櫻文彦、井形伸之、渡部勇、津田宏 (富士通研)
(3) Web上のキーパーソンの発見と関係の可視化
  ○原田昌紀, 佐藤進也, 風間一洋 (NTT未来ねっと研究所)

● 10:45〜12:00 セッション2: テキストマイニングの応用(2)
(4) ライフサイエンス分野におけるテキストマイニング技術適用の動向
  ○浦本直彦 (日本IBM/情報研), 松澤裕史(IBM), 猪口明博, 武田浩一(IBM)
(5) ライフサイエンス向けテキストマイニングツールMedTAKMI
  ○松澤裕史, 長野 徹, 村上明子, 浦本直彦, 武田浩一 (日本IBM)
(6) 文献に基づく生物学研究支援: 生物学者の視点からの支援可能性の検討
  ○丸橋 弘治 仲尾 由雄 (富士通研)

● 13:00〜15:05 セッション3: 高度データベース応用
(7) メタデータ型データベースにおける検索行動の分析
  ○福本 徹 (未定),赤堀侃司 (東工大)
(8) クロスメディア感性検索システムにおける個人適応について
  ○宝珍輝尚 (大阪府立大)
(9) 事象データ群の時間的因果関係を扱う意味的連想検索方式
  ○図子 泰三,鷹野 孝典,清木 康 (慶應大)
(10) アドホックネットワークにおける不定期データ更新とユーザの行動スケジュールを考慮した複製配置 
  ○原 隆浩,Sanjay Kumar Madria (阪大)
(11) ドキュメント・データを対象としたジオ・コーディング手法
  ○ 細川宜秀,高橋直久 (名工大)

● 15:30〜17:00 招待講演(1) 
(12) 国立国会図書館におけるインターネット情報資源への取組み
  ○廣瀬 信己 (国立国会図書館関西館)

● 17:30位〜 懇親会


【5月23日(金)】
● 9:00〜10:40 セッション4: 情報可視化
(13) 「データ宝石箱」〜ビジュアルデータマイニングの実現に向けて
  ○伊藤貴之, 山口裕美 (日本IBM)
(14) 検索履歴可視化の一手法
  ○佐藤進也, 原田昌紀, 風間一洋 (NTT)
(15) 群れアルゴリズムを応用したグラフ描画法
  ○臼杵正郎,杉山公造 (北陸先端大)
(16) キーワードマイニングによる文献の組織化と可視化の統合
  ○土橋 喜(愛知大学)

● 11:00〜11:50 セッション5: データマイニング
(17) コンビニエンス・ストアにおける新商品発売時のデータマイニングを用いた売れ行き予測
  ○菅野憲明,高山 毅,池田哲夫 (岩手県立大)
(18) リアルタイム・データマニイングと相関関係の可視化
  石井 義興,大場 達生,○ 須賀 京子 (ビーコンIT)

● 13:00〜13:25 セッション6: Webマイニング
(19) Webページの有用性に関する分析:特徴語の抽出と被リンク数の比較
  ○池内淳(大東文化大), 野末道子(鉄道総研), 安形輝(亜細亜大), 久野高志(作新学院大), 石田栄美(情報学研), 上田修一(慶大)

● 13:25〜15:05 セッション7: テキストマイニング技術
(20) 対応分析とベイジアンネットワークを用いた文書分類
  ○福重貴雄, 菅野祐司 (松下電器)
(21) SVM(Support Vector Machine)を用いた経済記事の著者の見解に基づく分類
  ○中嶋 琢美,酒井 浩之,増山 繁 (豊橋技科大)
(22) 複数尺度を用いた参考文献の同定
  ○伊藤敬彦, 堀部史郎, 新保仁, 松本裕二 (奈良先端)
(23) テキストからの再利用文字列の抽出と分析
  〇相澤彰子 (情報研)

● 15:30〜17:00 招待講演(2)
(24) 文化的価値のある情報メディアの体系的保存 - Webアーカイブとテレビニュースアーカイブを中心
  ○原田 隆史 (慶応大学)

● 17:00〜17:15 閉会の挨拶,事務連絡