日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2005年)

【再々度】DBWeb200 5の論文募集(論文投稿締切:9/16(金)→9/19(月))

  • To: <dbjapan [at] dbsj.org>
  • Subject: 【再々度】DBWeb200 5の論文募集(論文投稿締切:9/16(金)→9/19(月))
  • From: masashi.tsuchida.ax [at] hitachi.com
  • Date: Mon, 12 Sep 2005 11:17:13 +0900
  • Importance: normal
  • Message-type: Multiple Part
  • Priority: normal
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  • X400-mts-identifier: [/C=JP/ADMD=HITNET/PRMD=HITACHI/;gmml11050912111641PM3]

日本データベース学会の皆様
ACM SIGMOD 日本支部の皆様
(重複してお受け取りの際はご容赦ください)

 土田@日立です。間際になって申し訳ありません。

 11月のデータベースとWeb情報システムに関するシンポジウム(DBWeb2005)
の論文募集を再々度アナウンスさせて頂きます。30件余りの申込みを頂いて
おりますが、特別セッション及び一般セッションに関する論文を受け付けて
おりますので、奮ってご投稿をお願い致します。

 ・アブストラクト投稿  2005/09/12 (月)
 ・論文投稿締切        2005/09/19 (月)

 また、代表的なOSSのDBMS(MySQL、PostgreSQL、Firebird)のエンジン詳解、
Stefano Spaccapietra先生からオントロジー関連動向、Google Filesystem
の開発で知られるHoward Gobioffさんから最新の検索サービスを支えるシス
テムの構成方法、SECIモデル及びそれの実応用を扱うナレッジマネジメント
など基盤から応用までを特別セッションでお聴き頂けるように準備を進めて
おります。これらの特別セッションでも論文を受け付けておりますので、ご
投稿の程よろしくお願い致します。

 このシンポジウムが研究者のよき意見交換の場となると考えております。
多数の方にご参集頂きますようお願い申し上げます。

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データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム(DBWeb2005)
                      -- 情報融合 --

日程:2005年11月21日(月),22日(火)
場所:日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/
    〒135-0064 東京都江東区青海2丁目41番地
             TEL :03-3570-9151(代表)
             FAX :03-3570-9150
主催:情報処理学会 データベースシステム研究会
協賛:情報処理学会 ユビキタスコンピューティングシステム研究会
   電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会
   電子情報通信学会 Webインテリジェンスとインタラクション研究会
   ACM SIGMOD日本支部
      日本データベース学会(予定)
   日本PostgreSQLユーザ会(予定)
   日本MySQLユーザ会
   Firebird日本ユーザ会


【趣旨】
 情報処理学会データベースシステム研究会では、DBWeb2005シンポジウムを11
月21日(月)と22日(火)の二日間にわたり東京・台場の日本科学未来館で開催致し
ます。今回は、前年と同様に「情報融合」をテーマとして、現在セッション構成
を検討中です。セッションを特徴付けるトピックとしては、OSS(Open Source 
Software)コミュニティとの連携、検索ビジネスの最新動向、ナレッジマネジメ
ント、ユビキタスデータ管理等を準備しており、これらの特別セッションを企画
中です。本シンポジウムは、これらの多種多様なトピックとデータベース技術と
の関わりについて、招待講演、研究発表などの形態で議論する場を提供すること
を目的としております。


【論文募集要項】
 論文募集は、特別セッションと一般セッションに分かれます:

特別セッション:
 本シンポジウムでは、データベース高度応用分野の専門家と連携した特別セッ
ション(後述)を設定し、各特別セッションに関連するデータベース応用技術に
ついての発表論文を広く募集致します。

一般セッション:
 一般セッションでの論文募集も受付けます。上述のトピックを含めた多様なデ
ータベース技術と応用に関する論文を募集致します。


【応募論文形式】
 (1)応募論文は和文、または英文とします。TODとの同時投稿(後述)の場合は、
TODの投稿論文と同じスタイルにて投稿して下さい。文長は 8ページ程度として
下さい。同時投稿でない場合は、extended abstract(図表・参考文献を含む)
のスタイルでの投稿も受け付けます。文長は、ワープロA4版で4〜8頁程度
(和文:6,000字、英文:1,600 語を目安)として下さい。論文応募の際には、
題名、著者名、所属、連絡先(住所、FAX、e-mail)、関連する特別セッション
名(ない場合は「一般」)、同時投稿の有無を添えて提出して下さい。
 (2)応募論文は、本シンポジウム特別編集委員会が査読し、採否を決定します。
採録された場合、最終論文は、論文刷り上がり8頁(和文:約15,000字、英文:
約4,000語)を上限とし、会議録に収録されるとともに、シンポジウムで口頭発
表するものとします。 


【投稿方式】
 アブストラクト投稿締切日までに、以下のフォームに必要事項を記入の上、
下記のアドレスにまで送信して下さい。受け取り次第、受付番号をお送りしま
す。

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            DBWeb2005投稿論文申込書
   * masashi.tsuchida.ax [at] hitachi.com宛にお送り下さい*
-----------------------------------------------------------
論文タイトル:
著者:
連絡者名:
連絡者住所:
連絡者電話番号:
連絡者FAX番号:
連絡者E-mail:
投稿区分 (次の2行から該当しない行を削除して下さい)
 特別セッション  セッション名:
 一般セッション
アブストラクト(数行程度):
キーワード(数個程度):
-----------------------------------------------------------

 論文募集形式に従って論文を論文投稿締切日までに投稿して下さい。TODとの
同時投稿を希望する際には、必ず明記して下さい。明記されていない場合は希望
しないものとして取り扱うことがございます。事務局はTODと同様にPDF形式によ
る電子メール投稿を歓迎致します。電子メール投稿の際には、
mastsuch [at] itg.hitachi.co.jp宛に送信して下さい。なお、郵送をによる投稿を希
望する際には、事前に事務局土田までご連絡下さい。
 また、投稿方法に関しては、
 http://hikendbs.eei.metro-u.ac.jp/sigdbs/
をご参照下さい。


【査読関連スケジュール】
 アブストラクト投稿  2005/09/12 (月)
 論文投稿締切        2005/09/19 (月)
 採否通知            2005/10/17 (月)
 最終論文提出締切    2005/10/28 (金)


【情報処理学会論文誌「データベース」(TOD)との連携】
 昨年度と同様、TODとの同時投稿が可能です。本年度はTOD-30号への同時投稿
になります。同時投稿の第1回査読は DBWeb2005 に投稿された論文により行い
ますので、別途同時投稿用の原稿を用意する必要はございません。現在は次の
スケジュールを予定しております:

   1. 研究会運営委員よりなる特別編集委員会を設け、DBWeb の査読と同時に
      TOD の第1回査読も行う。この段階では条件付き採録または不採録のみ
      とする。(採否通知 2005/10/17)
   2. 特別編集委員会としては、査読担当者が DBWeb での発表を聴講し、質
      疑に参加することを推奨する。
   3. 会議終了後、著者は第1回目査読の質問と、発表当日で会場から出され
      た質問への回答を付して、full paper 形式の修正原稿を提出する。
      (提出期限 2005/12/20)
   4. 特別編集委員会で第2回目査読を行う。(採否通知 2006/02/09)
   5. TOD-30号印刷用原稿提出 (締切 2006/4/25)
   6. TOD-30号発行(2006/6/15)

【特別セッション一覧】
※ここに挙げたもので企画中のものがあります。それらに関しましては、決定
次第、Webページや各種MLにおいてアナウンス致します。

■OSS(Open Source Software)コミュニティとの連携 セッション

趣旨
 最近のオープンソースの開発力および市場のOSSへの期待を鑑みると、商用
DBMSの機能に追いつくことも想定され、OSSコミュニティと産業界、学会との
連携など議論の場を設けたく、代表的なOSSのDBMS(MySQL、PostgreSQL、
Firebirdなど)の開発ロードマップ、各DBMSの特長技術(エンジン、インデクス
手法など)、ビジネスモデル、標準化への参画、仕様開発に関する開発プロセ
スや運営上の工夫点など、多岐に渡るテーマを取り上げたく考えております。

セッション内容
「MySQL(まいえすきゅーえる)概要」
 講演者: 村上毅(日本MySQLユーザ会)

「Firebirdの概要と構造について」
 講演者: 加藤 大受(Firebird日本ユーザ会)

「未定」
 講演者: 未定(日本PostgreSQLユーザ会)


■検索ビジネスの最新動向 セッション

趣旨
 近年、企業のIT部門でも、グループウェア、DWH、コンテンツ管理など様々
な情報活用の枠組みの中で、必要な情報にアクセスする手段として検索シス
テムを利用するシーンが増えつつあります。企業情報システムにおいては、
如何に有益なデータを効率よく収集するかが重要であるが、構造化データ(帳
票類等)、非構造化データ(文書、電子メール、画像等)がインターネット、イ
ントラネットを超えて企業内外の様々な場所に分散されて存在しています。
そのため、企業における情報基盤として、Webを始めとして広範囲の情報にア
クセスすることが益々必要になって来ています。このように、昨今の検索シ
ステムに対する要望は、単なるサーチエンジンではなく、情報資産を安心し
てアクセスでき、しかも高度な分析機能、多様な情報の可視化技術を駆使し
組み合わせるなどより情報を効果的に活用できる仕組みが重要となって来て
います。
 本セッションでは、検索ビジネスを取り巻くユーザ動向、システム環境、
及び最新技術動向など多岐に渡るトピックスをご紹介頂き、データベース分
野への期待や要望について議論します。

セッション内容
「未定」
 講演者: Howard Gobioff(Google東京研究開発センター)
 広告システム、クローリングシステム、インデックスシステム、Google 
Filesystemなど多くのシステム開発を踏まえ、最新の検索サービスを支える
システムの構成方法など紹介する。

「未定」
 講演者: 未定(Yahoo! JAPAN)

「未定」
 講演者: 竹野 浩(NTT レゾナント)


■ナレッジマネジメント セッション

趣旨
 近年、ビジネスの世界で大きな注目を集めているナレッジマネジメントに関
して、計算機によりどのような支援が可能なのかを議論します。ナレッジマネ
ジメントとは、企業の経営まで考慮した、組織の中の知識及びその組織に必要
な知識を管理する手法やプロセスのことを言います。前者の知識を管理するに
は、組織のメンバの作成した資料やメールなどを管理する技術や、同期及び非
同期の議論を支援し、その議論の内容を記録するような技術が必要となります。
後者の知識を管理するには、Webやコールセンターから得られる文書から、必要
な情報を抽出して、管理する技術が必要となります。いずれも得られた知識を
構造化して保存する必要があり、データベース技術との関連が深いと言えます。
 本セッションでは、ナレッジマネジメントに関する基礎理論から、実践例、
さらにはより先進的な方法論について概観した後、データベース技術の分野か
らどのような支援が可能かについて議論します。

セッション内容
「SECIモデルに基づくインタラクティブな知識獲得」
 講演者: 土方 嘉徳(大阪大学)
 近年ビジネスの世界で注目される新しい概念としてナレッジマネジメントが
ある。ナレッジマネジメントとは一言で言えば、企業の経営まで意識して、社
員が持つ知識を管理し、活用していく環境や方法論を指す。代表的なナレッジ
マネジメントの手法にSECIモデルがあるが、この知識創造スパイラルを計算機
により支援するには、もう少しドメインの特化、コミュニケーションプロトコ
ルの規格化などの環境の限定化を行う必要がある。本講演では、そのような支
援方法の一つとして、知識をIF-THENルールで形式化した上で、複数の人間
(情報源)からの知識間の不都合を検出し、それをリアルタイムな会話による
議論のinterventionとするシステムについて述べる。また、このような環境の
限定化は、人工知能の分野では、知識獲得の研究として古くから研究されてい
る。本講演では、それらの代表的な方法論について、紹介すると共に、それら
をナレッジマネジメントに生かしていくことを提案する。

「IBMの知識マネジメント」
 講演者: 鎌田(板倉) 真由美 (日本アイ・ビー・エム)
 IBMの知識マネジメントは、コンサルティンググループが開始してから約10年、
サービス事業で取り組んでから7年の歴史を持っている。IBMの知識マネジメン
トは、属人的なノウハウ・知識を暗黙知から形式知へと変換し、ITの仕組みの
中で流通させ、それによってより多くの社員が共有・再利用するというSECIモ
デルをベースにしたサイクルを前提にしたものである。この7年の間に知識マネ
ジメントについて、IBMではさまざまな挑戦が行われてきている。さらにIBMと
いう会社自体が、ますますサービス・カンパニー色を強めてきており、こうい
った環境の変化や時の流れの中で、変化してきた・変化していくIBMにおける知
識マネジメントの姿を紹介する。

「知の創造・継承のモデル化と支援システムのデザイン」
 講演者: 池田 満(北陸先端科学技術大学院大学)
 情報システムが支援の対象とする組織における人の知的活動には、個別活動、
グループ活動、ナレッジマネジメント、協調学習などの様々な形態がある。経営
学などの領域では、この活動の合理性を高めるためのモデルが模索されており、
本研究の基礎となっている野中らのSECIモデルもその一例である。SECIモデルは、
暗黙知増幅と形式知表出のスパイラルプロセスを基本の構図として、組織構成員
の能力を、組織として集約させて発揮させる組織活動の一つの理想形を提示して
いる。本講演では、そのような多様な活動の包括的支援の実現を目指して我々が
進めている、知の創造・継承支援のシステムデザインへのオントロジー工学的ア
プローチの概要を紹介する。システムの中核になる組織知メモリは、各構成員の
知をオントロジーに基づいて構造化して集積・記憶し、組織・人・知・活動の観
点で想起する枠組みであり、この組織知メモリを通じて様々な形態の活動を連携
させる支援環境の構築を目指している。


■ユビキタスデータ管理の最新動向 セッション

趣旨
 ブロードバンドや常時接続が可能な情報・通信基盤が整備されたネットワーク
の利用や、第三世代携帯電話、ネット家電情報機器などの多様化を始めとするIT
の進化と、eマーケットプレイス、業務システム連携でリアルタイムな情報入手・
活用を目指し情報の質・鮮度を高めるなど情報利用の変化が顕在しつつあります。
例えば、RFID等により現実世界の事物(の位置等)の情報もリアルタイムで直接
処理可能になると、異種情報源を統合することが益々重要になり、ブロードバン
ド及びネット家電情報機器などの普及で爆発的に映像や音声(音楽)の情報(コ
ンテンツ)が増え、テキスト情報と統合して扱えることの重要性が増すと期待さ
れています。このようなユビキタス情報社会の到来を支える情報基盤では、いつ
でも、どこでも、誰でも、情報を入手し、しかも自由に活用が可能となる情報源
は多岐に渡り、しかも増加を続けております。 
 このセッションでは、ユビキタスコンピューティング技術の応用を踏まえたト
ピックスを取り上げると共に、現実世界の情報まで視野に入れた、次世代の情報
管理技術に関する活発な議論を期待しております。 

セッション内容
「Ontology Modularization」
 講演者: Stefano Spaccapietra(スイス連邦工科大学)
  Modularization is a familiar concept in IT. In the ontology world, it 
  appears as a key capability in the current efforts towards scalable 
  solutions that would en-able ontologies to grow to the huge size that 
  we can foresee in real world future applications spread within the Web. 
  Yet, the concept of modularization and how it applies are open to various 
  interpretations, due to the lack of clear and unambiguous definitions. 
  What exactly is a module, and what is not a module? This and many other 
  related questions are investigated in this talk, and answers given. 
  Moreover, some alternative approaches are surveyed, and an example 
  scenario is given to illustrate how modularization can be operational.

「未定」
 講演者: 徳田 英幸(慶応大学)


【照会先】
土田 (masashi.tsuchida.ax [at] hitachi.com) までお願い致します。
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   土田 正士(Masashi Tsuchida) E_mail:mastsuch [at] itg.hitachi.co.jp
     (2005年9月3日から masashi.tsuchida.ax [at] hitachi.com に変更)
   (株)日立製作所 ソフトウェア事業部 先端ミドルウェア開発部
     Tel:044-549-1708(Ex 877-5607)  Fax:044-549-1718(Ex 877-5719)
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