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さきがけプログラム「情報基盤と利用環境」領域研究報告会
- To: dbjapan [at] dbsj.org, members [at] sigmodj.org
- Subject: さきがけプログラム「情報基盤と利用環境」領域研究報告会
- From: Jun MIYAZAKI <miyazaki [at] is.naist.jp>
- Date: Wed, 07 Dec 2005 01:11:07 +0900 (JST)
日本データベース学会の皆様 ACM SIGMOD日本支部の皆様 (重複してお受け取りの方はご容赦下さい) 12月21日に開催される科学技術振興機構さきがけプログラム「情報基盤と利 用環境」領域の研究報告会の案内をさせて頂きます。ご興味のある方は、参 加申込の上、是非ご参加下さい。 --------------------------------------------------------------- 独立行政法人 科学技術振興機構 さきがけ「情報基盤と利用環境」領域 研究報告会のお知らせ 平成17年11月 皆様 京都大学情報学研究科 富田眞治 拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます. さて,平成13年より科学技術振興機構のさきがけプログラム(戦略的 創造研究推進事業)「情報基盤と利用環境」領域の研究総括を行ってい ますが、このたび2期生6名が3年間の研究を終了し、研究成果をご報 告することとなりました。下記の研究領域概要およびプログラムにあり ますように、多様な分野の創造性豊かな研究を含んでいます。分かり易 い報告会に努めるとともに、ポスターセッション・デモを充実し参加者 とのコミュニケーションの機会を多くし、親しみやすい報告会を目指し ております。今年度はさきがけ「機能と構成」領域(研究総括:片山卓 也先生)の研究報告会も同会場、同時間に開催されます。講演終了後に は、「機能と構成」領域と合同で研究交流会を行いますので、研究者と 直にじっくりと議論をすることができます。 ご多忙中とは存じますが、万障繰り合わせご出席賜りますようご案内申 し上げます。 日時:2005年12月21日(水) 講演会 13:30〜18:15 入場無料 研究交流会 18:30〜20:30 会費3000円(「機能と構成」領域と合同開催) 会場:東京ガーデンパレス(御茶ノ水駅 聖橋方面出口より徒歩5分) 1.プロジェクト概要 さきがけプログラム 戦略的創造研究推進事業 領域名:情報基盤と利用環境 研究総括:富田眞治(京都大学情報学研究科教授) 2.研究領域概要 10億個のトランジスタがチップ上に集積できる時代およびインターネ ットでコンピュータ利用環境が激変する時代における,新しいコンピュ ータシステムの基盤技術と利用技術に関連した研究を進めます.具体的 には超高機能化,超高性能化,超省電力化,モバイル化,情報家電化な どを視野に入れたコンピュータシステム(アーキテクチャ,ネットワー キング,言語・コンパイラ,OS),超大規模集積システム設計技術(DA/ CAD),およびインターネット・マルチメディアを中心とした新しい応用 に関する基礎研究を行います.また,ハードウェアシステムとの関連性 を保ちながら行う研究に加えて,全く新しい原理に基づいたコンピュータ や新しい知的なコンピュータ応用研究などが含まれます. 3.プログラム「情報基盤と利用環境」領域 13:30−13:45 開会の辞 研究総括 富田眞治 13:45−14:15 「やわらかいハードウェアの実現に向けて」 飯田全広(熊本大学工学部) ハードウェアはいったん設計・製作してしまうと変更が難しいことから文 字通り「硬いもの」である。一方、ソフトウェアは後から自由に変更や修 正が行えることから「柔らかいもの」と言える。この研究は「やわらかい ハードウェア」と言う一見矛盾した物を対象として、どのように作ればよ いか、それによって何ができるのかを探求している。これまでにやわらか いハードウェアとしてFPGAなどのプログラマブル・ロジックが利用されて いるが、この研究はより高機能なデバイスアーキテクチャを実現した。 14:15−14:45 「ハードウェアアルゴリズムの高水準設計技術」 本間尚文(東北大学大学院情報科学研究科) 身の回りのあらゆる機器にLSIシステムが搭載されるユビキタス社会にお いては、システムの性能を左右するデータパスを用途に応じて適切に設計 する必要がある。一方で、近年のLSI集積度の急激な向上により、その設計 はますます複雑で困難になっている。本研究では、データパスの設計を高 水準なアルゴリズムレベルで行うための技術を開拓した。データパス設計 に特化した言語とその言語処理系、データ構造に関する成果を紹介する。 14:45−15:15 「命令レベル並列がダメなら,命令を減らせ!」 中島康彦(京都大学大学院経済学研究科) 商用プロセッサの世界では、スーパスカラやVLIWなど、命令レベル並列性 (ILP)を利用した高速化手法が花盛りである。しかし、命令レベルの並列 処理を追求する従来の方式では、明示的並列性の乏しい「普通のプログラ ム」に対する今後の飛躍的な性能向上が望めなくなってきている。これに 対し、ハードウェアが命令列を「実行しない」ことにより、従来とは異な る視点に基づく高速化が可能ではないかと考えた。本講演では、連想検索 機構を組み込んだ、先進的な命令実行モデルの研究について紹介する。 15:15−15:45 「独自の命令形式を用いる高性能マイクロプロセッサ」 吉瀬謙二(電気通信大学大学院情報システム学研究科) 消費電力や熱の問題からマイクロプロセッサの動作周波数の向上を続ける ことは好ましくない。動作周波数の向上に頼ることなく高い性能のマイク ロプロセッサを実現するためには、多数の命令を同時に処理する大規模な 並列処理の仕組みが有効になると考えられる。そこで、本研究では、高性 能マイクロプロセッサを実現するための基盤技術として、独自の命令形式 を用いて高い並列性の利用を可能とする高性能マイクロプロセッサの検討 をおこなった。 16:00−16:30 「ユビキタスカメラによる広域・多数対象追跡」 浮田宗伯(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科) 広域に分散配置された多数のカメラ(ユビキタスカメラ)を利用して、移 動対象の情報(移動軌跡、詳細な画像情報など)を獲得するシステムを構 築するために必要な様々な技術に関して述べる。具体的には、照明変化な どの背景変動に頑健な観測画像からの対象検出、少数の首振りズームカメ ラによる多数対象の継続的な観測、監視などのタスクに応じて適当に配置 された多数カメラ集合の視野間の連結関係を自動的に推定する手法、およ びそのカメラ集合が観測した対象の移動軌跡の推定法を紹介する。 16:30−17:00 「誰にでも使える3次元コンピュータグラフィクスを目指して」 五十嵐健夫(東京大学大学院情報理工学系研究科) 3次元CGは、映画やゲームなどで広く目にするようになってきているが、 その作成は依然として困難な作業である。我々の目的は、このようなCG作 成の手間を軽減することにより、誰もが3次元CGを表現手法の一つとして 利用できるようにすることである。講演では、手書きスケッチによる3次 元モデリング手法、3次元キャラクタに衣服を着せ付けたり動きをつけた りする手法、中身の詰った3次元モデル表現などについて紹介する。 17:00−17:15 閉会の挨拶 (独)科学技術振興機構 研究推進部 17:15−18:15 ポスターセッション・デモ 18:30−20:30 研究交流会 「機構と構成」領域と合同開催(会費:3,000円) 参加ご希望の方は次の申込書にご記入の上、FAXまたはEメールにて お申込下さい。 連絡先:〒604-0847 京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町535 日土地京都ビル2F 独立行政法人 科学技術振興機構 「情報基盤と利用環境」領域事務所 小林 TEL:075-257-9800 FAX:075-257-9801 E-mail:kobayasi [at] jyouhou.jst.go.jp 「情報基盤と利用環境」領域ホームページもご参照下さい。 http://www.info-infra.jst.go.jp/ --------------------------------------------------------------- 参加申込書 お名前: ご所属: ご住所: E-mail: お電話番号: 研究交流会に 出席・欠席 --------------------------------------------------------------- -- 宮崎 純 〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 メール: miyazaki [at] is.naist.jp 電話: 0743-72-5331 FAX: 0743-72-5339
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