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[dbjapan] [CFA] 第15回WI2研究会(広島)
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- Subject: [dbjapan] [CFA] 第15回WI2研究会(広島)
- From: Yoshinori Hijikata <hijikata [at] sys.es.osaka-u.ac.jp>
- Date: Tue, 30 Jun 2009 15:30:17 +0900
日本データベース学会の皆様, 大阪大学の土方です.第15回WI2研究会(広島)の最終案内を送らせていただき ます.すでに事前登録は締め切っているのですが,当日参加は受け付けております. 特別講演は,「ユーザ評価を見つめなおす」というテーマで,ヒューマンインタ フェースの分野でも非常に難しい題材となっております.エキサイティングな内 容になると思いますので,ぜひご参加ください. ======================================================================== 第15回Webインテリジェンスとインタラクション研究会 電子情報通信学会 HCG 第2種研究会 (SIG-WI2) 参加募集のご案内 専門委員長 土方 嘉徳 ======================================================================== 電子情報通信学会 Webインテリジェンスとインタラクション研究会では、来たる 2009年7月4日(土)・5日(日)に、広島市立大学 小ホールにおいて、 第15回研究会を開催致します。 一般発表は、ロング発表・ショート発表合わせて18件の発表がございます。内容 は、情報抽出・分析、評価・サービス統合、ユーザ行動分析とWebページ分析、 Webサービスなどです。また特別講演として、「ユーザ評価を見つめなおす」 というタイトルで講演していただく予定です。 参加には、お得な事前登録の制度を設けておりますので、是非ご利用ください。 当日お会いできることを心から楽しみにしております。 ------------ ◇日時・会場 ------------ 期日 2009年7月4日(土)13:00-18:00 (受付12:30-) 2009年7月5日(日)9:00-14:20 (受付8:30-) 会場 広島市立大学 小ホール (〒731-3194 広島市安佐南区大塚東3-4-1) http://www.hiroshima-cu.ac.jp/sum/campus/koudou.html ------------ ◇プログラム ------------ ■ 7月4日(土) □ 12:30 受付開始 □ 13:00〜13:10 開会挨拶(土方 嘉徳 委員長) □ 13:10 - 15:10 セッションI:「情報抽出・分析」(ロング発表) 1. ブログにおける話題語の出現理由の抽出と話題に関する詳細記事推薦 中島泰,黒木さやか,櫻井宏樹,山名早人(早稲田大学大学院) 2. ブロガーの体験熟知度に基づくブログランキングシステム 中島 伸介,張建偉(京都産業大学),稲垣 陽一,草野 奉章,Reyn Nakamoto (きざしカンパニー) 3. キーワードの時系列データにもとづく、ブログ、ニュース、スパムの分析 石田和成(島根県立大学) 4. 旅行ブログからの観光情報の自動抽出 石野亜耶,難波英嗣,田熊遥,尾崎貴紘,小林大祐,竹澤寿幸(広島市立大学大 学院) −−− 休憩 ( 20分 ) −−− □ 15:30 - 18:00 特別講演 「ユーザ評価を見つめなおす」 5. イントロダクション 「定量調査・実験と定性的調査の基本的な考え方」 杉原太郎(北陸先端大) 6. ユーザ特性を理解するための心理実験のコツ:個人を系として捉える場合 「ユーザの認知プロセスに着目したWebインタラクションの分析」 齋藤ひとみ(愛知教育大) 7. ユーザ特性を理解するための心理実験のコツ:系に社会を含む場合 「ゲーム理論的方法論に基づきユーザ特性を理解するための社会心理学実験」 松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) 8. ユーザ特性をあぶりだす分析方法のコツ 「フィールドマイニングの試み」 松村真宏(阪大) −−− 移動 ( 30分 ) −−− □ 19:00-21:00 WI2懇親会(有料) ■ 7月5日(日) □ 8:30 受付開始 □ 9:00 - 10:30 セッションII 「評価・サービス統合」(ロング発表) 9. 関連単語抽出アルゴリズムの改良と評価 倉門 浩二,大石 哲也,越村 三幸,藤田 博,長谷川 隆三(九州大学大学院) 10. ODPを利用したユーザプロファイル作成と個別化検索システムの評価 中村徹,大石哲也,越村三幸,藤田博,長谷川隆三(九州大学大学院) 11. 拡張可能関係データベース管理システムを用いたWebサービス統合 松井勇樹,市川哲彦,田中稔(山口大学) −−− 休憩 ( 20分 ) −−− □ 10:50 - 12:20 セッションIII 「ユーザ行動分析とWebページ分析」(ショー ト発表) 12. リアルタイム閲覧者ネットワークによる検索システムの提案 松井優也,河合由起子(京都産業大学) 13. 非タスク指向型対話システムにおける非同期並列的相互作用による言語獲得 手法の提案 若原 基,Rafal Rzepka,荒木 健治(北海道大学大学院) 14. 情報探索プロセスにおける利用者の検索履歴活用行動の分析 松村敦,宇陀則彦(筑波大学),荒木禎史((株)リコー) 15. ユーザ関与を伴った推薦方式の設計 甲斐 裕樹,土方 嘉徳,西田 正吾(大阪大学大学院) 16. Webページ間の共通性の発見に基づく多層的なWeb閲覧セッションの抽出 木村清尭,湯本高行,新居学,高橋豐(兵庫県立大学大学院) 17. ソーシャルブックマークの分析に基づく競合Webページの発見 湯本高行,角谷和俊(兵庫県立大学) −−− 昼食 ( 70分 ) −−− □ 13:30 - 14:45 セッションIV 「Webサービス」(ショート発表) 18. 学術研究プラットフォームのサービス提案 岡本真(ACADEMIC RESOURCE GUIDE(ARG)) 19. XMLデータベースを用いた柔軟なUGCサービスの提案 榎本俊文,鈴木源吾,谷口展郎,小林伸幸,山室雅司(NTTサイバースペース研 究所) 20. Pirka'r: ブラウザ間非互換問題を解決するWebデザイナ向けツール 飯尾 淳,清水 浩行,佐々木 久禎,松本 明丈((株)三菱総合研究所,(株) グルージェン) 21. 飽きずに継続利用できる情報推薦の実現に向けた試み 稲村博央,野間裕子(中央大学大学院),荻野晃大(京都産業大学), 庄司裕子(中央大学) 22. 街メタファを用いたブックマーク整理支援システムの開発 田端道敏,日下部雄也,近藤拓也,武田信也,藤田孝弥,品川徳秀(東京農工大 学大学院) ------------ ◇チュートリアル:「ユーザ評価を見つめなおす」 ------------ 司会:杉原太郎(北陸先端科学技術大学院大学) 講演者: 杉原太郎(北陸先端科学技術大学院大学) 齋藤ひとみ(愛知教育大学) 松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) 松村真宏(大阪大学) 概要: WI2研究会での研究においてユーザ評価が重要であることには論を持たないであ ろう.しかし,Web研究の系の中に占める人間系の割合が高まっていく現況にお いて,ユーザ評価を再度見つめなおしてみる必要がある.第12回に行ったパネル ディスカッションでも,システムを「誰が」使うのかを考慮することの重要性が たびたび指摘されたことからも,本研究会でユーザ評価について考えることの重 要性が示唆される.本セッションでは,まず定量調査と質的調査の基本的考え方 (杉原)について講演があり,その後認知科学(齋藤先生)および社会心理学 (松田様)の専門家による実例を伴ったユーザ評価法の発表がある.また, フィールドマイニングという新しい考えを基にした,ユーザとの関わりやデータ 獲得方法について講演される. タイトル:定量調査・実験と定性的調査の基本的な考え方 講演者:杉原太郎(北陸先端科学技術大学院大学) 概要: WI2研究会で中心的な研究者群は工学系であるが,その専門家として涵養される 過程において,ユーザ評価法について体系的に学ぶ機会はそう多くない.本発表 は,初学者のための導入と位置づけ,前半で工学系研究と社会科学系研究の考え 方の違いに触れ,後半では定量調査と質的調査の各々の特徴について概説する. 発表者は,工学系出身でありながら,社会科学の研究に関わることになった経験 を有する.その経験を生かし,特に工学系研究者が陥りやすい落とし穴について 概説することに重点を置く. タイトル: ユーザ特性を理解するための心理実験のコツ:個人を系として捉える場合 「ユーザの認知プロセスに着目したWebインタラクションの分析」 講演者: 齋藤ひとみ(愛知教育大学) 概要: HCIやIRの分野では,Webと人とのインタラクションを捉える研究が進められてき た.それらの研究では,ユーザから得られる主観的なデータ,観察・測定をつう じて得られる客観的なデータを使った分析が行われている.主観的なデータとし ては,インタラクション中のユーザの発話や,事前・事後に行われるインタ ビュー,アンケートなどがあり,客観的なデータとしては,インタラクション中 のユーザの操作や,視線の動き,Webの画面遷移などが挙げられる.本チュート リアルでは,国内外の情報検索におけるユーザ実験の研究を取り上げながら,各 データで何を明らかにできるのか,また得られたデータをどのように分析するの かについて解説する. タイトル: ユーザ特性を理解するための心理実験のコツ:系に社会を含む場合 「ゲーム理論的方法論に基づきユーザ特性を理解するための社会心理学 実験」 講演者: 松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所) 概要: ユーザ評価においては,人間行動のモデルが大きな意味を持つ.モデルに基づき 予測を行い,実測値との乖離(もしくは合致)を解釈することで,初めてデータ は活きるからである.行動科学諸分野の実験研究を紹介することで,人間行動モ デルの重要さに迫りたい.対人インタラクションにおける代表的なモデルとして は,経済学や生物学で採用されてきた合理的行動主体を想定したゲーム理論モデ ルが挙げられる.一方で,私たち人間は必ずしも合理的な行動にのみ従うとは限 らないとする記述モデルが,社会心理学や認知科学の知見から示されている.本 講演では,合理的人間観と非合理的人間観との両方を取り込んだ実験研究のヒン トを提案したい. タイトル:ユーザ特性をあぶりだす分析方法のコツ 「フィールドマイニングの試み」 講演者:松村真宏(大阪大学大学院経済学研究科) 概要: この世界は,見えているのに見ていない,聞こえているのに聞いていないことに 溢れている.本チュートリアルでは,フィールド(生活空間)にちょっとした変 化を起こすことで,人々の意識や行動がどのように変わるのかを研究するフィー ルドマイニングの試みについて紹介する. ------------ ◇参加費と事前登録の案内 ------------ 1. プロシーディングス・参加費 ・プロシーディングス 3,000円(参加者は全員購入。但し聴講のみの学生は購入義務はありません) ・参加費 学生:無料(なるべく事前登録をお願いします) 学生以外の事前登録者:1,000円 学生以外の当日参加者:2,000円 2. 事前登録 (6月27日〆切) 事前登録を行うことで、参加費2,000円が、半額の1,000円となります。学生の方 の参加費は無料ですが、できる限り事前登録をお願いします。当日、席数には限 りがございます。定員に達しましたら、受付を終了いたしますので、お早目のご 登録をお願い致します。 また、当研究会では懇親会も企画(詳細は下記項目参照)いたしております。懇 親会へのご出欠も併せて、お知らせください。こちらも、会場の都合により、定 員がございます。定員になり次第、締め切りとさせていただきますので、ご了承 ください。 当研究会は、研究会からの案内をお送りするメーリングリストを開設しておりま す。登録ご希望の方は、併せてお申し込みください。 事前登録の期限は ( 6月27日(土)) までとなっております。それまでに、 下記の事前参加登録ページよりご登録下さい。 ------------ 事前参加登録ページ: http://www.ieice.org/~wi2/wi2cs/participant.cgi ------------ ------------ ◇懇親会 ------------ 1日目の研究会終了後、懇親会を予定いたしております。日時は、以下の予定です。 会費は、4,000円程度 (一般)、2,000円程度 (学生) の予定です。地元の新鮮な 魚介をふんだんに使った料理や各種日本酒をご用意できる予定ですので、みなさ まふるってご参加ください。なお、会場の座席数の関係上、定員になり次第締め 切らせて頂きますので、お早めに申し込みください。 日時:2009年7月4日(土) 19:00-21:00 場所:喜多よし 広島市中区紙屋町2-2-18 (研究会会場からバスで広島市中心部に移動し、徒歩7分程度) http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000662083.html 会費:4,000円程度 (一般) 2,000円程度 (学生) ------------ 7月5日の昼食 ------------ 7月5日は大学の学生食堂が閉まっています。飲食店が徒歩圏内に1件ありますが、 収容人数が限られているため、7月5日は昼食をご持参していただけますよう、よ ろしくお願い致します。 ------------------ ◇宿泊施設のご案内 ------------------ ○リーガロイヤルホテル広島 http://www.rihga-hiroshima.co.jp/index.htm 広島バスセンターまで徒歩2分。インターネット接続(LAN形式)有。 ○メルパルク広島 http://www.mielparque.jp/hrs/hrs01.html 広島バスセンターに隣接。原爆ドームまで徒歩2分。全室インターネット可。 ○ANAクラウンプラザホテル広島 http://www.anacrowneplaza-hiroshima.jp/ インターネット接続有。バスセンターまで徒歩7分。 ○ホテル法華クラブ広島 http://www.hokke.co.jp/3401/ 全室LAN接続対応。ホットスポットサービスエリア。バスセンターまで徒歩7分。 ○コンフォートホテル広島 全室無線LAN対応。バスセンターまで徒歩7分。朝食無料サービス ○ホテルサンルート広島 http://www.sunroutehotel.jp/hiroshima/ 平和公園が一望できる。インターネット接続(LAN形式)有。バスセンターより 徒歩8分。 ○三井ガーデンホテル広島 http://www.gardenhotels.co.jp/hiroshima/ 最上階のレストランから、市内が一望できる。バスセンターまで徒歩15分。 お好み村まで徒歩7分。インターネット接続(LAN形式)有。 2009年1月にリニューアル。 ○並木ホテル http://www.namikihotel.com/ 全室LAN接続対応。朝食無料サービス。バスセンターまで徒歩12分。 お好み村(http://www.okonomimura.jp/)まで徒歩4分。 ------------------ ◇お問い合わせ先 ------------------ 山本健一(ヤフー株式会社) 〒107-6211 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウンタワー E-mail:kenyamam(at-mark)yahoo-corp.jp 主催 Webインテリジェンスとインタラクション研究会 http://www.ieice.org/~wi2/ ------------- -- Associate Professor Yoshinori Hijikata, Ph.D. Division of Systems Science and Applied Informatics Graduate School of Engineering Science, Osaka University Tel: +81-6-6850-6381 Fax: +81-6-6850-6341 E-mail: hijikata [at] sys.es.osaka-u.ac.jp
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