日本データベース学会

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[dbjapan] [FIT2009イベント企画] 「Data Intensive Computingの現状と未来」開催予告


日本データベース学会の皆様

名古屋大学の石川です.

FIT2009(9月2日〜4日,東北工業大学)にて,以下のイベント企画を開催いたし
ます.クラウドを含む,大規模なデータやリソースを使った新しいコンピューティ
ングの形態について,講演およびパネル討論を開催する予定です.

なお,FIT2009の事前申込は今週末の7月10日(金)になっております.
申込Web:http://www.ipsj.or.jp/10jigyo/fit/fit2009/adv_reserve.html
もちろん当日受付も可能です.ぜひともご参加ください.

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日時:2009年9月4日(金) [FIT2009最終日]
   9:30〜12:00
会場:東北工業大学 八木山キャンパス
   (宮城県仙台市太白区八木山香澄町35-1)
題目:Data Intensive Computingの現状と未来
   〜情報爆発時代におけるコンピューティングとクラウド〜
主催:電子情報通信学会データ工学研究会
   情報処理学会データベースシステム研究会
   情報処理学会ハイパフォーマンスコンピューティング研究会
協賛:文部科学省科学研究費補助金 特定領域研究
   「情報爆発時代に向けた新しいIT基盤技術の研究」
概要:
クラウドコンピューティング、ウェブサーチエンジン、データマイニング、大規
規模データのアーカイブ、データサイエンスなど、今日の情報爆発時代では、大
規模データに対するコンピューティング技術が大いに着目されている。このよう
な状況を踏まえて、Data Intensive Computingというキーワードを近年しばし
ば目にするようになってきている。このイベント企画では、ホットな話題である
クラウドコンピューティングに関する講演に加え、関連する各研究分野からパネ
リストを招き、Data Intensive Computingおよびクラウドコンピューティングに
ついて,現状と今後の展開について議論する。

■ プログラム ■

全体司会 鬼塚 真(NTT サイバースペース研究所)

1) オープニング
鬼塚 真(NTT サイバースペース研究所)

2) 講演 9:30〜10:15
題目:クラウド・コンピューティングへの期待と課題
講師:浦本 直彦(日本アイ・ビー・エム 東京基礎研究所)
概要:
クラウド・コンピューティングは、ネットワーク上にある計算機資源や情報サー
ビスを、その場所や実装に関知することなく、必要な時に必要なだけ利用するこ
とを実現する技術、サービス、ビジネスモデルを指すものである。研究としても、
大規模分散環境における並列データ処理、非リレーショナルなデータモデル、プ
ログラミングモデル、などの分野での発展が期待されており、また、相互運用性
や標準化に向けたコミュニティベースの議論も立ち上がりつつある。本講演では、
クラウド・コンピューティングが生まれた背景、技術要素、応用例などについて
概説し、今後の動向を議論する。

3) パネル討論 10:15〜12:00
題目:Data Intensive Computingの現状と未来
司会:鬼塚 真(NTT サイバースペース研究所)
パネリスト:
有村 博紀(北海道大学)
浦本 直彦(日本アイ・ビー・エム 東京基礎研究所)
建部 修見(筑波大学 )
山名 早人(早稲田大学)
概要:
本パネルでは,クラウドに関する研究開発に携わる企業の研究者とdata
intensive computing に関する研究に携わる大学の研究者に、それぞれの立場か
らの討論をお願いする。特に、大規模データを管理する技術および並列分散コン
ピューティング技術を中心として、研究の動向と方向性について議論を行い、data
intensive computing を利用することで実現できる未来について展望したい。

以上