日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2010年)

[dbjapan] 平成22年度 情報処理学会役員選挙


日本データベース学会の皆様:

先日より情報処理学会の役員選挙が開始されております.平成22年度の役
員には,データベースコミュニティから横田治夫先生ならびに灘本明代先
生が立候補されておられます.

皆様もよく御存知のように,横田先生は従前は通信学会データ工学研究専
門委員会委員長を,現在はSIGMOD日本支部長を務められておられます.ま
た,灘本先生も情報処理学会データベース研究会運営委員,情報処理学会
論文誌 データベース(TOD)の編集委員を務められるなど,両先生ともデー
タベースコミュニティに多大なご貢献をなされておられます.

お二人の先生には今後益々情報分野を牽引して頂くべく情報処理学会役員
としてご活躍を賜りたく,何卒ご支援の程お願い申し上げます.


なお,投票は平成22年3月3日(水)24:00までとなっております.

  ━━━━━━━━━━━━ 「Web投票」━━━━━━━━━━━━━
   2月4日に発送の「Web投票のお願い」により,「役員改選投票ログ
   イン画面」からログインの上,各々の投票方法に従って期日までに
   ご投票ください.
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横田 治夫 (YOKOTA, Haruo) (東工大昭和55年卒)
東京工業大学 学術国際情報センター 教授

[略歴]
1982年東工大大学院修士課程了.同年富士通(株)入社後(財)新世代コンピュー
タ技術開発機構.1986年(株)富士通研.1992年北陸先端大助教授.1998年東工
大大学院情報理工助教授.2001年東工大学術国際情報センター教授.工博.主
として情報の蓄積と活用の研究に従事.情報処理学会・電子情報通信学会フェ
ロー.日本データベース学会理事.情報処理学会論文誌データベース共同編集
委員長(2005-2006).ACM SIGMOD日本支部長(2007-).

[抱負]
既に情報環境が普段の生活になくてはならない社会的インフラストラクチャと
なっていることは広く認識されているところですが、今後さらに物理的な生活
環境とデジタル化された情報環境が一体化していく方向にあり、その中でデー
タベースやデータ工学技術を含む情報処理技術にはさらなる進化が求められて
います.学生の情報離れなどの現象に歯止めをかけるためにも、新しい情報環
境への進化を学会が牽引していくという姿勢を示すことが重要なのではないで
しょうか.現在注目されているナノやバイオ技術等々と同様に、情報処理技術
においても我が国が将来に渡って競争力を保持していくことが必要であること
を、我々自身が社会に向けてアピールしていくことが大切であり、そうするこ
とが学会としてのアカウンタビリティを果たすことになると信じます.情報処
理学会の中からデータベースやデータ工学技術を含む情報処理技術の重要性と
発展性を示し、個々の会員がそのような社会の進化の中核を担う自負を持って、
夢を語れるような学会にするために貢献できるように努力したいと思います.

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灘本 明代(NADAMOTO, Akiyo)(東京理科大昭 62卒)  
甲南大学知能情報学部 准教授 

[略歴]
民間企業数社を経た後, 2002年神戸大学大学院自然科学研究科後期博士課程修
了, 博士(工学), (独)情報通信研究機構を経て, 2008年4月より現職. Webに関
する研究, 特に検索, コンテンツ変換, 多言語コミュニケーションに関する研
究に従事. 

[抱負]
情報分野, 特にインターネットは一般の人々に急速に発展し, 今や TVや携帯と
同様に欠かせないメディアの1つになっております. 例えば, 若者は携帯で通
話をするよりもメールやネットを使用する時間が多くなってきており, また検
索会社の日々の検索キーワードの上位はTV番組と連動された単語が多いのが現
状です. これまでに, 研究分野がこれほど急速に一般の人々に普及した事例が
あったのでしょうか? さらに, 物心ついた時からインターネットが身近にあ
った世代が若い研究者として育ってきております. その反面, 若者の理系離れ
情報離れが騒がれているという現状もございます. このように混沌としたイン
ターネット社会において, 我々研究者は今何をすべきであり, またその研究者
を先導する上で本会は何をするべきでしょうか?本会の存在意義を明確化し,
若い研究者が「わくわくする」ような学会で有りたいと考えております. その
上で, 微力ではございますが, 本会に少しでも貢献したい所存でございます.
どうぞよろしくお願いいたします.
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 兵庫県立大学 環境人間学部 環境人間学科 社会環境部門
                     情報メディア研究室    角谷 和俊
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