日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2010年)

[dbjapan] NTCIR-8 Meeting & EVIA 2010, June 15-18, 2010: Call For Participation


日本データベース学会の皆様

NIIの神門 典子と申します。

情報アクセス技術の評価に関する国際ワークショップであるNTCIRと併設ワーク
ショップであるEVIA2010を開催します。NTCIRのタスクに参加していなくても、
聴講可能です。聴講参加のみの学生は無料です。

多くの方のご参加をお待ちしております。

* 重複して受け取られた方は、申し訳ありません。
* 関連のメーリングリストや周囲のご関心の方々にもご紹介ください。
* 使用言語は英語です。


第8回NTCIRワークショップ(NTCIR-8)成果報告会および第3回情報アク
セスの評価に関する国際ワークショップ(EVIA2010)の参加案内をお送り
します。情報アクセス技術に関する研究分野(情報検索、自然言語処理、
データ工学など)にご関心がある方は、どなたでも歓迎いたします。奮
ってご参加ください。

  日程: 2010年6月15日〜18日
  会場: 学術総合センター(神保町・竹橋)
  http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-ws8/meeting/
EVIA 2010:http://research.nii.ac.jp/ntcir/ntcir-ws8/EVIA-2010/index.html

NTCIRは、情報アクセス技術の研究促進を目的として、研究に必要不可欠な
大規模かつ再利用可能な実験用データセットを提供します。さらに、研究上
のアイディアや妥当な評価方法について議論できるフォーラムを提供します。
具体的には、複数の研究チームが共通の「研究課題(タスク)」を進める
ことで、協調と競争のバランスを保ちながら研究者コミュニティーの発展を
目指しています。

前回の成果報告会には、17カ国から200名以上の研究者が出席し、活発な議
論と意見交換の場を持ちました。出席者の約半数はNTCIRのタスク参加者、
残りの半数の方々も議論に大いに貢献してくださいました。今年も、多数の
世界で活躍する情報アクセス技術研究者が一同に会します。ぜひ、ご出席
の上、今後のさらなる研究発展に向けた議論に参加してください!

今回のNTCIR-8では、以下のタスクを設定しました。

  ・複雑な質問を扱う言語横断質問応答 (CCLQA)
  ・地理・時間情報の検索 (GeoTime)
  ・質問応答向け文書検索 (IR4QA)
  ・多言語意見分析 (Multilingual Opinion Analysis, MOAT)
  ・特許情報のマイニング (PAT-MIN)
  ・特許情報の翻訳 (PAT-MT)
  ・コミュニティQA (CQA, パイロットタスク)


成果報告会の2日目から4日目(6月16-18日)に、各チームの研究成果や、比
較評価によって得られた知見が発表されます。

さらに、次のようなエキサイティングな招待講演を予定しています

  ・Building Watson: A Grand Challenge in Automatic NL Question
    Answering"
    by David A. Ferrucci and Koichi Takeda (IBM Research)

  ・EVIA 2010 Invited talk on Bing Japan by John Nave (Microsoft)
 
 1つめの招待講演は、ディープな自然言語処理と情報アクセス技術
 の粋を駆使して米国の人気クイズ番組「ジョパディ!」に挑戦しよ
 うというグランドチャレンジについてのご講演です。コンピュータが
 人間の知を超えることができるのか!
 
 2つめの招待講演は、検索サービスBingとその評価についてご講演
 いただく予定です

 詳細は、おってご案内いたします。ご期待ください

初日(6月15日)には、情報アクセス技術評価に関する国際ワークショップ
(EVIA 2010)とチュートリアルが企画されています。NTCIR-8の成果報告会
に参加登録された方は、全ての企画に参加することができます。

学生さんは無料で参加できます。(ただし、無料参加の場合、予稿論文集の
CD-ROMおよび抄録集はつきません。)オンライン論文集は、成果報告会の初
日からWeb上で閲覧可能となります。(別途、論文集を購入することも可能
ですが、その場合は事前登録の早割(4月30日まで)がお得です)

皆様の参加を心よりお待ちしております。


神門 典子