日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2011年)

[dbjapan] DEIM2011論文賞と学生奨励賞


日本データベース学会の皆様、

2月27日〜3月1日に、伊豆のラフォーレ修善寺にて開催されました
第3回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2011)の
論文賞と学生奨励賞が決定致しました。

ご発表頂いた一般論文について、DEIM2011評価委員(座長・コメンテータ)の
評価をもとに、DEIM2011プログラム委員会にて慎重な審議を行った結果、
以下の最優秀論文2篇、優秀論文2篇、および学生奨励賞7名を選定し、
表彰することになりました。


[最優秀論文賞]
・論文番号: B5-4
  題目: 多クラス分類による電子メール誤送信検出手法
  著者: 柴田秀哉, 加藤守, 郡光則(三菱電機), William S. Yerazunis (Mitsubishi Electric Research Laboratories)

・論文番号: F8-6
  題目: 筆記者の強調表現に基づいたオンライン手書きノートの圧縮サムネイル生成手法
  著者: 浅井洋樹, 小林大輔(早大), 山名早人(早大/国立情報学研)

[優秀論文賞]
・論文番号: D2-5
  題目: Webページ中のノード間の論理的関係の発見
  著者: 真鍋知博, 田島敬史(京大)

・論文番号: E7-5
  題目: ブログユーザの行動・興味に関する時系列推移3次元可視化システム
  著者: 伊藤正彦, 吉永直樹, 豊田正史, 喜連川優(東大)


[学生奨励賞]

・論文番号: A9-6
  題目: 類似検索における遅延評価を用いたピボット選択の高速化
  著者: 三津山雅規, 武藤伸明, 斉藤和巳, 池田哲夫(静岡県立大)

・論文番号: B2-2
  題目: 意味と構造を考慮した数式検索手法の提案
  著者: 横井啓介(東大), Minh-Quoc Nghiemh (総研大), 松林優一郎(国立情報学研), 相澤彰子(東大/国立情報学研)

・論文番号: D2-5
  題目: Webページ中のノード間の論理的関係の発見
  著者: 真鍋知博, 田島敬史(京大)

・論文番号: F1-5
  題目: リアクションサーチ: リアクションをクエリとするウェブ情報検索
  著者: 莊司慶行, 田中克己(京大)

・論文番号: F3-1
  題目: 複数語句から構成されるコンテキストを考慮した連想関係の抽出
  著者: 白川真澄(阪大), 中山浩太郎(東大), 原隆浩, 西尾章治郎(阪大)

・論文番号: F8-3
  題目: 視線情報を利用したユーザの意図推定とそれに基づく情報探索支援
  著者: 梅本和俊, 山本岳洋, 中村聡史, 田中克己(京大)

・論文番号: F8-6
  題目: 筆記者の強調表現に基づいたオンライン手書きノートの圧縮サムネイル生成手法
  著者: 浅井洋樹, 小林大輔(早大), 山名早人(早大/国立情報学研)


表彰式は、6月11日(土)に東工大で開催されます、ACM SIGMOD日本支部
大会中(14:00-14:15)に執り行う予定です。
これは「先端的データベースと Web 技術動向講演会」という名前で開催
されており、ご案内を後ろに再掲致します。
この講演会へのご参加も併せて、よろしくお願い致します。

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DEIM2011 プログラム委員長
小口 正人
http://db-event.jpn.org/deim2011/


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          第10回 先端的データベースと Web 技術動向講演会
             (ACM SIGMOD 日本支部第47回支部大会)
	   http://www.sigmodj.org/Events/taikai47.html

講演内容:ICDE2011 国際会議報告および NoSQL の動向

日時:2011年6月11日(土) 9:30~17:30

会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 西8E号棟10階大会議室
   (東京都目黒区大岡山2-12-1)
      下記地図(大岡山東・西・南地区)の 26 の番号が振ってあるビル
      http://www.titech.ac.jp/about/campus/o_map.html?id=03

会場アクセス:
      http://www.titech.ac.jp/about/campus/index.html

主催: ACM SIGMOD 日本支部(支部長:横田治夫 (東京工業大学))
       (http://www.sigmodj.org/)
      日本データベース学会(会長:増永良文 (青山学院大学))
    (http://www.dbsj.org/)

参加申込: Webにてお申し込み下さい。

      http://www.sigmodj.org/Event-reg/index.html

      に登録用フォームがありますので、ご利用下さい。

      参加登録には確認のメールをお返しします。確認メールが来ない場合には、
      helpdesk [at] sigmodj.org までお問合せください。

参加申込み締め切り:5月31日(火)

      会場の収容人数に限りがございますので、収容人数を越えましたら
      そこで申込みは締め切らせて頂きますので、ご了承下さい。

参加費:
      5,000円 日本データベース学会 正会員(フルアクセス権無)
      3,000円 日本データベース学会 正会員(フルアクセス権有)
      1,000円 日本データベース学会 学生会員

    ・当日受付にてお支払い下さい.支部長名の領収書を発行致します。
      その時に講演資料集をお渡しいたします。

    ・日本データベース学会のフルアクセス権については、
      http://www.dbsj.org/Japanese/entry/kaihi-kitei-20020521.pdf
      をご参照下さい。

    ・日本データベース学会維持会員は3名まで無料枠があります。

    ・日本データベース学会とACM SIGMOD日本支部の一体運営により,
      ACM SIGMOD日本支部会員の皆様は同時に日本データベース学会会員
      となっています. 

    ・日本データベース学会会員登録のお申し込みは下記にて受け付けております。
      日本データベース学会オンライン登録: http://www.dbsj.org/Japanese/

昼食後にDEIMフォーラム2011の最優秀論文賞、優秀論文賞、学生奨励賞の表彰式が
開催されます。

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          第10回 先端的データベースと Web 技術動向講演会
             (ACM SIGMOD 日本支部第47回支部大会)

プログラム

09:00         受付開始

09:30-09:40   開会挨拶

09:40-11:10   「データクラウドを支える技術と研究動向」
	      宮崎 純 (奈良先端科学技術大学院大学)
	      鬼塚 真 (NTT サーバースペース研究所)
	      
	      近年、クラウドコンピューティングのデータ基盤をなすデータ
	      クラウドがGoogle, Amazon, Yahoo!, Facebook等のサービスで
	      実際に使用されるに至っており、大きな注目を浴びている。本
	      講演では、データクラウドのデータ管理層を支えるNoSQLと、
	      分散処理層を支える分散処理フレームワークMapReduce に焦点
	      をあて、それらで使われている技術と研究動向について解説す
	      る。

11:10-11:25   休憩

11:25-12:25   「ROMA : User-Customizable NoSQL Database in Ruby」 
	      森 正弥(楽天株式会社)

	      近年、増え続けるデータを格納するためのデータベースとして 
	      NoSQL データベースが注目されている。楽天技術研究所でも、
	      NoSQL データベースの一種であるキーバリュー型のデータベー
	      ス ROMA を開発しており、大量データの格納に活用している。
	      また、多様なビジネスニーズに合わせるため、ROMA に幅広い
	      拡張性を備えさせている。本発表では、ROMA の研究開発の目
	      的とその仕組み、さらに社内での ROMA の利用事例について解
	      説する。

12:25-14:00   昼食

14:00-14:15   DEIMフォーラム2011の最優秀論文賞、優秀論文賞、学生奨励賞表彰式

14:15-15:45   「ICDE2011 国際会議報告 (1)」
	      三島 健 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)

	      ドイツのハノーバーにおいて、4月11日から16日の日程で
	      開催されましたICDE2011について報告致します。前半では、会
	      議全体の概要の他、三件のキーノートを紹介します。
	      1. Embarrassingly Scalable Databas Systems, Prof.Ailamaki(EPFL)
	      2. Ontological queries: rewriting and Optimization,
	      Prof.Gottlob(Univ. of Oxford)
	      3. Playing Games with Databases, Prof.Gehrke(Univ. of Cornell)
	      特に、報告者が興味深いと感じた1件目を詳細に説明し、他の
	      2件についてはポイントを説明する予定です。

15:45-16:00   休憩

16:00-17:30   「ICDE2011 国際会議報告 (2)」
	      三島 健 (NTT 情報流通プラットフォーム研究所)

	      後半では、パネル "Distributed Data Management in 2020?" 
	      の要点を説明するともに、キーノートや本パネルから近い将来
	      重要となる(さかんに研究される)研究テーマを考察します。
	      さらに、ベストペーパーやクラウド関連など、報告者が興味深
	      いと感じた発表を紹介する予定です。

17:30         閉会

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