日本データベース学会

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(今週土曜日開催!)CFA 第4回ソーシャルコンピューティングシンポジウム参加募集


日本データベース学会の皆様

京都産業大学の中島伸介です
とうとう今週土曜日の開催となりました,第4回ソーシャルコンピューティングシンポジウムSoC2013(6月22日(土)青山学院アスタジオにて開催)の参加募集案内を送信させていただきます.

第4回ソーシャルコンピューティングシンポジウム(SoC2013)
日時:2013年6月22日(土) 午前9時20分~午後6時
会場:青山学院アスタジオ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-47-11

事前登録は不要ですので、直接会場(青山学院アスタジオ)へお越し下さい。
聴講のみの参加費は無料となります。
当日、研究会資料を販売致します(会員:1,500円、非会員:2,000円)。


========= SoC2013における注目の招待講演(7件)! =========


「情報提示が人間行動に与える影響を考慮したソーシャルイベント運営の実証実験」
  寺田 努 氏 (神戸大学大学院 工学研究科)
筆者らの研究グループでは,大規模な食べ歩きイベントや野外学習イベントにおいて携帯端末上で動作するナビゲーションシステムを実運用してきた.本発表では,そういったシステムの提示内容や提示の仕方が人間の意思決定や行動にどういった影響を与えるかについて述べ,さらには情報提示方法が人間の心身にどの程度影響を与えるかについての基礎的な実験結果について紹介する.
 

「ソーシャルコンピューティングがもたらす新しいインタラクション」
  矢谷 浩司 氏(Microsoft Research Asia, HCI group, Associate Researcher)
ソーシャルメディアが多くのユーザに浸透した結果、個別のユーザの情報だけでなく、ユーザ間の関係性を、発見、取得できるようになった。これにより、今までのユーザインタフェースに新しい価値を付加したり、以前では実証が難しかったサービスを、構築できるようになった。本講演では、Microsoft Researchにおける研究事例を紹介しながら、ユーザインタフェースや、コンピュータとのインタラクションに、ソーシャルコンピューティングがどのような変化をもたらしうるかを、議論する。


「放送通信連携システム Hybridcast」
  三矢 茂明 氏(NHK放送技術研究所 次世代プラットフォーム研究部)
HybridcastRは、放送と通信のそれぞれの利点を生かして、 これまでにない魅力的な放送通信連携サービスを提供するためのプラットフォームである。 HybridcastRでは、放送番組からVOD (Video On Demand) 番組へ誘導するサービスや 番組の視聴方法をカスタマイズするサービス、SNS (Social Networking Service) と連携したサービス、 スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末とテレビを連携するサービスなど、 多様で高機能な放送サービスを実現することが可能となる。 本講演では、HybridcastRの基本概念、サービス事例等を紹介するとともに、技術概要について解説する。 


「放送と通信を連携させたNOTTVの番組づくり」
  尾形 直樹 氏(株式会社mmbi 編成統括部)
2012年4月1日に開局したスマートフォン向け放送局 「NOTTV(ノッティーヴィー)」では 放送と通信を連携させた新しい番組づくりに取り組んでいる。 100%通信がつながっているスマートフォン向けの放送ならではの 特徴を活かした番組や、SNSを活用した企画会議など、 今までにない番組づくりについて紹介する。 


「ニコニコ動画を研究してみた。−6年間の歩み」
  Myrmecoleon 氏(Paradoxical Library)
2007年より動画投稿機能を開始したニコニコ動画には、 現在までに70万以上のユーザーにより900万以上の動画が投稿されている。 その初期からニコニコ動画について研究をはじめた自分は、 現在はニコニコ学会βの活動に参加し、 自身と同様に在野でCGM活動などのデータを研究している人々をあつめた研究会、 「ニコニコデータ研究会」を主催するようになった。 今回は「野生の研究者」のサンプルとしてのこの6年間の 自身のニコニコ動画についての研究と、ニコニコデータ研究会の活動を紹介する。 


「ソーシャルメディアを利用した、情報伝播の可視化 〜ソーシャルアプリの広がりを可視化する〜」
中野 猛 氏,張 軒 氏(リクルートテクノロジーズ アドバンストテクノロジーズ)
10日間で200万ダウンロードされた、ソーシャルアプリ(cameran)がどのように拡散されバズが生み出されたのかをTwitterデータから分析を行い、効率的に情報が伝搬されるにはどういった要素が必要なのか可視化します。
 なお、Cameranアプリの拡散状況をTwitterの位置情報がついているデータから時間軸で地図にマッピングした動画を以下のURLよりご覧いただけます。
 
 
「大学の学習環境とICT:MOOCからラーニングコモンズまで」
  山内 祐平 氏(東京大学大学院 情報学環)
世界の一流大学の授業を無料で公開するCourseraやedXなどのMOOC (Massive Open Online Courses:大規模公開オンライン講座)が急速に利用者を増やしている。同時に、オンライン学習で予習し、教室では応用的・発展的授業をする反転授業(Flipped Classroom)も草の根で広がっており、この二つの動きは長期的に連動して大学の形に影響を与える可能性がある。ソーシャルICTによってオンライン学習と対面学習の関係はどう変わるのか、アクティブラーニングスタジオやラーニングコモンズなどの学習空間に関する知見も紹介しながら考える。


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参 加 募 集

第4回ソーシャルコンピューティングシンポジウム(SoC2013)
日時:2013年6月22日(土) 午前9時20分~午後6時
会場:青山学院アスタジオ
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-47-11

主催:日本データベース学会(DBSJ)
電子情報通信学会 データ工学研究専門委員会
協賛:ARG Webインテリジェンスとインタラクション研究会
    情報処理学会 データベースシステム研究会
    青山学院大学社会情報学部


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ウェブ社会が成長していくなか,人や社会とのかかわりを重視した新しいコンピューティングパラダイムが模索されています.それが「ソーシャルコンピューティング(social computing)」です.ソーシャルネットワーキング,ソーシャルメディア,ソーシャルサーチ,集合知,コラボなど,ソーシャルを標榜する新しいコンピューティングパラダイムは学界のみならず産業界からも熱い視線が注がれています.IEEE-CSは2009年に第1回ソーシャルコンピューティングシンポジウム(SocialCom)を開催しました.ACMが主催するウェブサーチとデータマイニングに関する国際会議(WSDM)は今年で第6回目を迎えています.日本データベース学会は2010年に定款を改訂し,ソーシャルコンピューティングを本会がカバーする学問領域にいち早く取り込み,2010年6月に第1回ソーシャルコンピューティングシンポジウム(SoC2010),2011年6月に第二回目(SoC2011),2012年6月に第三回(SoC2012)を開催してきました.今年開催する本シンポジウム(SoC2013)は更に規模を拡大し,電子情報通信学会データ工学研究専門委員会との共催にて行う運びとなりました.企画セッションとともに,皆様から広く発表を募り,最新の研究・開発の動向をシェアして有意義な会としたいと考えます.よろしくお願いいたします.

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プログラムについては,以下をご参照下さい.

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運営組織:
共同実行委員長 岡本 真(ARG),中島伸介(京産大),木俵 豊(NICT)
運営委員    渡辺知恵美(お茶大),牛尼剛聡(九大),
       河合由起子(京産大),吉田尚史(駒沢大)
プログラム委員 伊藤一成(青学大),中野美由紀(東大),井手一郎(名大),
        灘本明代(甲南大),土方嘉徳(大阪大),橋本隆子(千葉商大),
        戸田浩之(NTT),平手勇宇(楽天),豊田正史(東大),
        佐々木史織(慶大),馬 強(京大),品川徳秀(筑波大学)
ローカルアレンジ 北山大輔(工学院大),森田武史(青学大),奥 健太(立命館大)
学生スタッフ   若宮翔子(兵県大D3),王元元(兵県大D3)
アドバイザ    増永良文(お茶の水女子大学名誉教授)
担当理事     角谷和俊(兵県大)

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中島 伸介  Shinsuke NAKAJIMA
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
京都産業大学 コンピュータ理工学部
TEL/FAX: 075-705-1534(直通)
E-mail: nakajima [at] cse.kyoto-su.ac.jp
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