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dbjapanメーリングリストアーカイブ(2017年)

[dbjapan] 言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内 (開催3/12-3/16)


メーリングリストの皆様
(重複して届きました場合はお許しください),

NTTの田中と申します.

言語処理学会第24回年次大会開催に関しまして,発表募集,および,
テーマセッション/ワークショップ/チュートリアル/スポンサーの募集をお知ら
せいたします.
奮ってご応募/ご参加くださいますよう,お願い申し上げます.


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    ★★★新着情報★★★
◆ 4件の若手チュートリアルが決定いたしました
◆ 2件のテーマセッションが決定いたしました
◆ 2件のワークショップが決定いたしました
◆ 参加登録に関する情報を追加しました
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目次

□言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内及び発表募集
□第24回年次大会 テーマセッションの発表募集
□第24回年次大会 ワークショップの発表募集
□第24回年次大会 若手チュートリアル企画:「学生向けキャリアビジョン講座」
□第24回年次大会 スポンサーの募集

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□言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内及び発表募集

言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)を岡山コンベンションセンターにおいて
以下の要領により開催いたします.

○ 大会Webサイト

大会Webサイトは以下のURLにて開設しています.順次,情報を
アップデートいたしますので,こちらもご覧ください.

 http://www.anlp.jp/nlp2018/

○ 開催日時
 2018年    3月 12日(月)~ 3月16日(金)
           3月 12日(月) チュートリアル (午前:若手企画,午後:通常企
画,夕方:スポンサーイブニング)
           3月 13日(火) 本会議 第1日
           3月 14日(水) 本会議 第2日
           3月 15日(木) 本会議 第3日
           3月 16日(金) ワークショップ

○ 会場
 会場: 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
 所在地:〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14−1
 地図:http://www.mamakari.net/access/
 http://www.mamakari.net/
 (JR岡山駅中央改札口から徒歩約3分)
 (無料の臨時託児室を設置)

○ スケジュール
 チュートリアルテーマ募集締切     2017年10月 13日(金)
 テーマセッション/ワークショップの応募締切
                    2017年11月 10日(金)
 テーマセッション / ワークショップの採用テーマ発表
                    2017年11月 17日(金)
 大会発表申込受付開始         2017年12月  4日(月)
  事前参加申込受付開始         2018年 1月 11日(木)
 大会発表申込・論文原稿締切      2018年 1月 17日(水)
 大会プログラムWeb公開         2018年 2月  8日(木)
 事前参加申込締切           2018年 2月 14日(水)
 予稿集Web公開             2018年 3月  5日(月)

 発表申し込みは大会Webサイトから行なっていただく予定です.

※スポンサー関連のスケジュール
 スポンサー応募受付開始        2017年10月 31日(火)午前10時
 冠スポンサー一次締切          2017年12月 14日(木)
  スポンサー応募締切           2018年 1月 12日(金)

● チュートリアル

詳細が決まりましたら,お知らせいたします.


● 若手チュートリアル企画:「学生向けキャリアビジョン講座」

本年度は,初めての試みとして若手チュートリアルを開催します.
テーマは「学生のキャリアビジョン」です.
3月12日(月)午前に,以下の4件のチュートリアルを行う予定です.
題目と概要は,決まりましたら,お知らせいたします.


◆講演者:進藤裕之 さん(奈良先端科学技術大学院大学)

◆講演者:吉川友也 さん(千葉工業大学)

◆講演者:江里口瑛子 さん(東京大学)

◆講演者:小田悠介 さん(奈良先端科学技術大学院大学/情報通信研究機構)


● 招待講演

詳細が決まりましたら,お知らせいたします.


○ 大会発表募集

自然言語に関する理論から応用まで幅広い研究発表を募集します.とくに,
言語学,教育学,心理学,認知科学など,日頃「言語処理」とは縁が薄いと
感じておられる人文系の研究者の方々からの積極的な発表を期待しています.

口頭発表とポスター発表を募集します.ご自身の研究内容に適していると
考えられる発表形態を選択してください.

年次大会では,「幅広い研究分野の研究者の相互交流の場を設ける」という
言語処理学会の設立趣旨に鑑み,口頭発表セッションの並列度を低く抑える
こと,ポスター発表セッションは口頭発表セッションとは並列にしないこと,
の2点に留意してプログラム編成を行ってきました.一方,発表申し込み数
は年々増加し,プログラムが過密になる傾向にあります.ゆとりのあるプロ
グラム編成のために,以下の施策をとる可能性があることをご了承下さい.
・口頭発表セッションの上限を5並列とする.
・口頭発表セッションとポスター発表セッションを並列に行う.
・ポスター・口頭発表の区分の変更をお願いさせていただく.
ご理解よろしくお願いします.

特定のテーマに絞った密度の濃い議論を促進することを目的として,テーマ
セッションとワークショップを募集します.

テーマセッションは,言語処理関連分野とは縁が薄いと感じておられる人文
系などの研究者の方々からの発表を奨励するための,分野横断的口頭発表セッ
ションです.セッションの最後に総合討論の時間を取り,参加者の間でより
活発な討論ができるような場を持ちたいと考えています.言語学,非工学系
分野の方の更に積極的な参加を促すためにテーマセッションでの発表におい
ては会員資格の有無を問わないこととします.

ワークショップは,本会議とは日を分けて開催され,内容編成の自由度も高
くなっています.テーマセッションは(最後の総合討論を除き)原則口頭発
表のみですが,ワークショップでは,招待講演,パネルなど他の企画を実施
いただけます.時間は半日,または1日といたします.(テーマセッション/
ワークショップの募集文に,これらの詳細があります.)

チュートリアルや招待講演など,例年通りの企画も実施します.多数の皆様
のご発表,ご参加をお待ちしています.

○ 大会発表申込先

昨年度と同様,発表申込と同時に予稿集の原稿を投稿していただきます.
発表申込時に必ず予稿集の原稿をPDFでご用意くださいますよう,お願いい
たします.

発表申込は,下記のWebサイトにて受け付けます.
 http://www.anlp.jp/nlp2018/

申込の受付は,本ページ内に申込ページを設けて2017年12月4日に開始する
予定です.なお,Web経由での申込が不可能である場合には,下記までご連
絡ください.

言語処理学会第24回年次大会 発表申込受付担当
Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp

○ 発表申込要項

1. 一般セッションでの発表においては,申込の時点で,著者(発表者または
  共著者)の中に言語処理学会正会員または学生会員が含まれていることが
  必要です.どなたも会員でない場合には,申込の時点までに入会していた
  だくようにお願いいたします.
  テーマセッションでの発表においては,会員資格の有無を問いません.

  言語処理学会入会案内
  http://www.anlp.jp/guide/admission.html

2. 申込の際には,口頭発表,ポスター発表,テーマセッションでの発表など,
  発表の種別を問わず,発表の「該当分野」として,以下の項目(小項目)
  から3種類選択していただく予定です.発表に関係が深いと思われる順に
  3種類選択してください.例えば,「語彙・辞書」であれば「B-1」を選択
  してください.

  指定して頂いた該当分野は大会プログラムの決定の際に重要な情報となり
  ます.不適切な分野を不適切な順序で選ぶと発表者にとって不本意なセッ
  ションでの発表が割当てられる可能性があります.その点を考慮して,該
  当分野はなるべく発表の実態に合ったものを選ぶようにして下さい.

  A. 言語学・言語分析

  (1)音声・音韻 (2)語彙・形態論 (3)統語論 (4)意味論
  (5)語用論   (6)計量・コーパス言語学  (7)心理言語学
  (8)認知言語学 (9)社会言語学  (10)対照言語学

  B. 基盤技術・言語資源

  (1)語彙・辞書 (2)形態素解析  (3)構文解析
  (4)意味解析  (5)談話解析   (6)固有表現解析
  (7)生成    (8)言語資源・コーパス (9)アノテーション
  (10)含意関係・言い換え (11)知識獲得 (12)文書分類
  (13)機械学習 (14)マルチモーダル

  C. 応用技術

  (1)機械翻訳 (2)情報検索 (3)対話 (4)要約
  (5)情報抽出 (6)質問応答 (7)Web応用
  (8)テキストマイニング (9)評判・感情解析
  (10)音声言語処理 (11)教育応用

  D. その他 (     )

○ 発表申込/原稿提出時の注意

1. 発表申込締切後の題目,著者の変更,差し替え,キャンセルはできません.
  発表申込は,充分に注意を払って行なってください.

2. 本大会に投稿される論文等(投稿される論文,予稿集,ワークショップ論
  文等を含む)の著作権は,本学会に最初に原稿が投稿された時点から原則
  として本学会に帰属します.あわせて,投稿される論文等の著作権につい
  ては,以下にご注意下さい.

  執筆に際しての注意事項:

  執筆に当っては,他人の著作権を侵害しないよう,次の点に十分留意して
  ください.

  * 他人の著作権の侵害,名誉毀損の問題を生じないように配慮する.
  * 公表された著作物を引用するときには,必ず出典などを明示する.
  * 万一,執筆内容が第三者の著作権を侵害するなどの指摘がなされ,第
    三者に損害を与えた場合,執筆者がその責を負う.

  著作権および電子媒体による論文の公開:

  著作権および電子媒体による論文の公開著作権は原則として本学会に帰属
  するものとします.著作権が所属機関にある場合などで,本学会に帰属す
  ることが困難な場合は申し出により協議します.
  問い合わせ先 ( nlp2018-inquiry [at] anlp.jp ) までお申し出くだ
  さい.なお,本学会は,掲載論文や発表申込情報(住所等の個人情報を除
  く)が広く学術研究に利用できるよう,電子的な論文データベース等のサー
  ビスに提供することがあります.

  掲載論文の著者が当該論文を電子化し,計算機ネットワーク,CD-ROMなど
  の電子媒体を用いて,当該論文を第三者に公開する場合,当該論文が所載
  されている「年次大会発表論文集」の書誌情報を明記して,第三者に明瞭
  に分かるようにしなければなりません.
  
  公開にあたっては,次のページに記載している規定も遵守願います.
  http://www.anlp.jp/rules/repository.html

  上記の「執筆に際しての注意事項」ならびに「著作権および電子媒体によ
  る論文の公開」に同意いただいた上で講演申し込み,原稿をご投稿くださ
  い.本会議の場合は,Webサーバ上での原稿送信の際に「著作権譲渡に同
  意します」ボタンを押さないと送信することはできません.「著作権譲渡
  に同意します」ボタンを押すことでご同意いただいたものとさせていただ
  きます.

3. 特に優れた論文には,優秀賞,若手奨励賞が与えられます.

  若手奨励賞は,以下の全ての要件を満たす論文の筆頭著者を対象とし,
  その中から受賞者を決定いたします:
  注: 本年度より対象は論文の筆頭著者になりました

     a. 2018年4月1日において満30歳未満のもの
     b. 過去に優秀(発表)賞を受賞していないこと
     c. 過去に若手奨励賞を受賞していないこと
     d. 口頭・ポスター発表を問わず,"No show" でないこと

  対象者に該当する方は,投稿の際にその旨申告して頂きますようお願いし
  ます.

4. 原稿はPDFファイルで提出していただきます(どうしてもPDFファイルでの
  提出が不可能な方は別途対応いたします).具体的な提出方法につきまし
  ては,論文投稿Webサイトの開設後,そのサイトでの手順に従ってください.

5. PDFファイルのフォーマットが適切でない場合には,予稿集に掲載できな
  い場合があります. 論文投稿Webサイトに掲載予定の原稿作成時の注意を
  よく読んで原稿を作成してください.なお,LaTeXのスタイルファイルの
  見本を用意していますので,ご利用下さい.

6. 本会議の予稿集論文は,口頭発表かポスター発表によらず最大4ページです.

7.  ポスター・口頭発表の区分については,プログラム委員会の判断,会場の
  事情などにより変更させていただくことがありますので,あらかじめご了
  承ください.
  なお,口頭発表,ポスター発表の振り分けは論文の質とは関係なくおこな
  い,大会の優秀賞・若手奨励賞選考にあたっても区別をしません.

8. "No show"に関する注意.
    これまでの大会で,「事前の連絡なく口頭発表に現れなかった」,
  「ポスターを貼ってあるだけで説明員がまったくいな
  かった」などの,いわゆる"No show"に関する苦情が寄せられています.
  このようなことが多発しますと学会としてもペナルティの導入などを検討
  せざるを得なくなります.他の参加者の迷惑にならないよう,皆様の
  責任ある参加をお願いします.

○ 予稿集

本大会では,大会の1週間前(2018年3月5日(月)の予定)に予稿集をWeb上で
公開する予定です.CD-ROMは作成しませんのであらかじめ予稿集をダウンロー
ドして大会にいらっしゃるようお願いします.ダウンロード・サイトの情報に
ついては参加申し込みをいただいた時にお知らせします.印刷製本版の予稿集
も作成いたしませんのでご注意ください.

○ 言語資源賞について

年次大会で発表され,優れた言語資源を作成したと認められる論文に対して
言語資源賞を授与します.言語資源賞は優秀賞や若手奨励賞とは独立に選考
します.独自に開発したコーパス,ツールなどに関する論文のご投稿をお待
ちしております.なお,同賞は言語処理学会と言語資源協会(GSK)との共同
事業です.

参考: 言語資源賞について(GSKホームページ) http://goo.gl/MpHTCb

◯ 参加登録

事前参加登録の受付は2018年1月11日(木)から開始します.
事前参加登録サイトは大会Webページからリンクされます.
事前参加登録および入金は2018年2月14日(水)までにお願いします.
期限までに入金されていない場合,原則として事前参加登録は無効となりますので
ご注意ください.

*「参加登録システム」と学会の会員データベースとを「連動」させて会員
 価格適用等を判断しています.このため以下の点にご注意ください.
 (1)会員価格の適用のためには,原則,2018年度会費を納入頂いている必要が
      あります.会員価格の適用を希望される場合は,原則,2017年12月31日
      までに2018年会費をご納入ください(学会の会費は前納制となっており,
      会計年度は1月始まりです.)
 (2)年次大会参加のために学会に新規入会される方は,参加申し込みの前に
    入会手続きと会費の納入をお願いします.振込のあと事務局側で入金を
    確認できるまでに4営業日程度かかりますので,遅くとも2018年2月8日
    (木)までに入会申し込みをお済ませ下さい.
    事務局側で会員データベースへの登録が完了した時点で会員として
    参加登録可能になります.

◯ 参加費

  会員種別,申込時期によって,以下の参加費をいただきます.
  事前登録の受付は2018年1月11日(木)から2月14日(水)までです.
   一般会員:事前登録6,000円(不課税),当日受付9,000円(不課税)
   学生会員:事前登録3,000円(不課税),当日受付6,000円(不課税)
   賛助会員:事前登録6,000円(不課税)
   非会員(一般):事前登録15,000円(税込),当日受付18,000円(税込)
   非会員(学生):事前登録6,000円(税込),当日受付9,000円(税込)

 ・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます.
 ・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議
  参加費が必要です.
 ・賛助会員価格(割引)は,事前登録のみ設定します.当日受付の場合は,
  非会員扱いとします.
 ・当日の受付作業の軽減のため,できるだけ,事前登録をお願いします.

◯ 懇親会

日時:3月14日(水)19:00-21:00
場所:ホテルメルパルク岡山
所在地:〒700-0984 岡山県岡山市北区桑田町1−13
(JR岡山駅から徒歩7分)

参加費:
一般会員    6,000円(税込)
賛助会員    6,000円(税込)
非会員(一般) 6,000円(税込)
学生会員    4,000円(税込)
非会員(学生) 4,000円(税込)

※懇親会参加費は事前申し込み,当日共に同一費用です.
※形式は立食形式です.
※例年,事前申し込み締め切り前に定員に達してしまうため,早めの申し込みを
お願いいたします.

○ 問い合わせ先
お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

言語処理学会第24回年次大会 プログラム委員会
Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp
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□テーマセッションの発表募集

本会議内に以下の2件のテーマセッションを設けます.発表申込方法は本会議
と同様です.

○ テーマセッション1 「言語教育と言語処理の接点」

[趣旨]
自然言語処理の分野では近年言語教育への応用を指向する研究が活発に進めら
れ,学習者の読解や作文を支援するシステム,学習者の作文を自動添削するシ
ステム,学習者の作文を自動採点するシステムなどの開発も行われるようになっ
てきている.また,第14回の年次大会(2008年)では,「教育・学習を支援する
言語処理」と題するワークショップも企画されている.このように,シーズと
しての技術に関する研究は数多く見られるものの,言語教育分野の研究者がど
のような技術を求めているか(ニーズ)と必ずしも合致している保証はない.
そこで,本テーマセッションでは,言語教育を専門とする研究者が現在どのよ
うな技術を必要とし,自らどのようなことを試みているか,言語処理を専門と
する研究者がどのような技術を有しており,どのようなことを試みているか,
に関する発表を集め,双方の研究者のニーズ,シーズのマッチングを行い,よ
り有機的な連携を行うための議論の場を提供したい.

第21回(2セッション,8件),第22回(2セッション,10件),第23回
(3セッション,14件)の発表を集めることができた.言語教育系と言語処理
系の共同研究も増加しており,学会,大会の活性化につながったと考えること
ができるとともに,両分野の研究者が一同に集まり,議論,交流を行なう場と
なったものと自負している.

[提案者]
投野由紀夫(東京外国語大学)
奥村学(東京工業大学)
荒瀬由紀(大阪大学)
根岸雅史(東京外国語大学)
篠崎隆宏(東京工業大学)
金子恵美子(会津大学)
能登原祥之(同志社大学)
石井康毅(成城大学)
内田諭(九州大学)
廣川左千男(九州大学)
ブレンダン・フラナガン(九州大学)
和泉絵美(京都外国語大学・京都大学(非))


○ テーマセッション2 「翻訳における人間と機械の協働: for what, how,
where, when and why?」

[趣旨]
本学会第23回年次大会におけるテーマセッション「翻訳の質と効率: 実社会に
おけるニーズと工学的実現可能性」では,翻訳支援ツール,機械翻訳の後編集
(PEMT)の効果,翻訳の品質を定義する規格,各種資源の紹介をふまえた活発な
議論が行われた.しかし,機械翻訳が担保すべき品質については,技術の進展
に沿った継続的・包括的な議論が不可欠であるし,機械と人間の協働のあり方
についても,PEMTという単純なパイプライン方式に留まらない,より効率的な
方法を模索する必要がある.今回のテーマセッションでは,特に「人間と機械
の協働」をテーマに掲げ,翻訳フローデザイン,エコシステムなど関するアイ
ディアの共有を図る.翻訳フローへの機械翻訳の導入に関する事例報告につい
ては,品質や効率の観点での分析,あるいは機械翻訳の研究開発に対する提言
を求める.

[提案者]
藤田篤(情報通信研究機構)
山田優(関西大学)
影浦峡(東京大学)
河野弘毅(ポストエディット東京)
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□ワークショップの発表募集

今回,以下,2件のワークショップが開催されることになりました.

◯ ワークショップ1 「形態素解析の今とこれから」

[趣旨]


単語分割・形態素解析技術は,日本語を対象にした自然言語処理研究・開発に
おいて避けて通れない処理として認識されており,これまで,数多くの辞書・
システムが開発されてきました.ユーザの選択肢が増えた利点はあるものの,
既存の形態素解析器・辞書・品詞体系から,応用に則したシステムを選択する
ことは,言語処理研究者でも難しく,なんとなく新しそうだから,研究室の方
針だから,先輩が使っていたからといった,場当たり的な基準で選択されてい
ることが少なくありません.本ワークショップでは,単語分割・形態素解シス
テム,辞書の開発者にお集まりいただき,各システムの特徴,開発方針,想定
ユーザ,他のシステムとの違いを明らかにすると共に,応用処理と形態素解析
システムとのベストマッチングを支援することを目的としています.また,ニ
ューラルネットワーク言語処理におけるサブワード化のように,単語分割その
ものの必要性が揺らぎつつある現状を踏まえ,再度,単語分割・形態素解析の
研究・応用における立ち位置をみなさんで議論したいと思います.

[提案者]
工藤拓(グーグル)
河原大輔(京都大学)
山本和英(長岡技術科学大学)
森信介(京都大学)
持橋大地(統計数理研究所)
鍜治伸裕(ヤフー)
颯々野学(ヤフー)
小木曽智信(国立国語研究所)
斉藤いつみ(NTT)
内海慶(デンソーアイティーラボラトリ)
岡照晃(国立国語研究所)
高岡一馬(ワークスアプリケーションズ)
佐藤敏紀(LINE)

◯ ワークショップ2 「言語処理研究者・技術者の育成と未来への連携」

[趣旨]


世界的に自然言語処理技術への期待と需要が急激に高まるなか,質の高い研
究開発を行える人材の供給は,圧倒的に不足している.日本国内においては
言語処理学会年次大会の参加者数は年々増加しているものの,大学・研究機
関のスタッフや企業の採用担当者からは,十分な数の人材が確保できないと
いう声を聞くことが多い.その状況に呼応するように,自発的な勉強会や研
究会が多く開催されるようになっているものの,それらが集まり協調する機
会がないためにバラバラに活動していることが多く,コミュニティ全体の力
強い底上げには至っていない.

こうした状況を踏まえて本ワークショップでは,大学教員,研究会や草の根
の勉強会の主催者など,日頃から学生や若手研究者・技術者と接する機会が
多い方々をお招きし,研究室や各団体における若手向け施策の現状と問題点
を共有するとともに,今後どのような取り組みを行うべきかについて,参加
者とともに議論したい.特に本ワークショップをきっかけに,各活動の横の
繋がりを強化し,アカデミック・産業界全体で研究開発力の強化につながる
施策が生まれることを期待している.

[提案者]
小町守(首都大学東京)
持橋大地(統計数理研究所)
岡崎直観(東京工業大学)
須藤克仁(NAIST)
海野裕也(Preferred Networks)
梶原智之(首都大学東京)
金山博(日本IBM)
佐藤理史(名古屋大学)
三輪誠(豊田工業大学)
宮尾祐介(NII)
中澤敏明(JST)
荒瀬由紀(大阪大学)
伝康晴(千葉大学)
中山英樹(東京大学)
鶴岡慶雅(東京大学)
乾健太郎(東北大学)
賀沢秀人(Google)
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□第24回年次大会 スポンサーの募集

年次大会では,下記の内容でスポンサー企業,団体を募集いたします.
今回,出版社スポンサーを新設しました.

◆ スポンサーの種類,料金と特典
          プラチナ ゴールド シルバー  出版社
  料金      20万円 10万円  5万円  1万円
1)ロゴ         大    中    小   なし
2)広告      2面まで 1面まで 1面まで   なし
3)展示        可能   可能   なし 書籍のみ
4)パンフレット    可能   可能   可能   なし
5)懇親会へのご招待  2名   1名   なし   なし

◆ 特典
1)ロゴ
年次大会でプログラムなどの配布物を入れるバッグにロゴを提示します.ロゴ
の大きさはスポンサーの種類によって異なります.同じ種類のスポンサー内で
の表示の順番は,基本的に申し込み順によって決めさせていただきます.また,
年次大会のWebページにおいても,ご希望のリンク先へのリンクを張ったロゴ
を表示します.
※参考までに,ロゴは以下のページのように掲載されます.
 http://www.anlp.jp/nlp2017/#sponsor

2)広告
年次大会で参加者全員に配るプログラムに広告を掲載します.ページ数はスポ
ンサーの種類によって異なります.

3)展示
年次大会開催中にブースを設け展示を行うことができます.出版社枠での展示
は,書籍および書籍のチラシに限ります.(会場の都合上,ご希望が上限数に
達した場合,早めに募集を終了します)

4)パンフレット
年次大会の受付時,参加者全員にご希望のパンフレット,チラシなどを配布し
ます.

5)懇親会へのご招待
プラチナスポンサー企業・団体の方は2名,ゴールドスポンサー企業・団体の
方は1名,無料で懇親会にご参加いただけます.

◆ スポンサーイブニングの実施
初日(3月12日)に行われるチュートリアルの終了後,初めての試みとして,
「スポンサーイブニング」を開催いたします.お申し込みのスポンサー企業・
団体の方は持ち時間のあいだにご発表いただけます.スポンサーから大会参加
者への直接のアピールの場としてご活用いただければと考えております.
プラチナスポンサーを申し込まれる企業・団体様のみ追加料金3万円でお申し
込みいただけるという形で実施いたします.詳細は募集案内をご覧ください.

◆ 冠スポンサーの募集
特定の費用項目に絞った冠スポンサーの募集をします.今回は,新たに託児サ
ポートを加えた以下の種類とし,プラチナスポンサーを申し込まれる企業・団
体様のみに冠スポンサーを申し込む権利があるという形で実施いたします.
カッコの中は,プラチナスポンサーの費用に追加してお支払いいただく金額に
なります.いずれの項目でも,スポンサー様の企業・団体名が参加者にわかる
ように表示・発表いたします.なお,費用負担以外の作業(たとえば菓子の選
定など)をお願いすることはありません.

<冠スポンサーの種類と料金>
茶菓(15万円):休憩室に準備する菓子・飲み物の費用
クリーニング(5万円):ごみ処理にかかる費用
受付(20万円):受付のアルバイト費用
懇親会(最大100万円):懇親会を実施する費用
託児サポート(15万円):託児事業を実施する費用

◆ スケジュール
応募受付開始: 2017年10月31日(火)午前10時
(冠スポンサー 一次締め切り:  2017年12月14日(木))
募集締め切り: 2018年 1月12日(金)

◆ 応募先・問い合わせ先
より詳細な募集案内をご用意いたしましたので,ご覧ください.
http://www.anlp.jp/nlp2018/CallForSponsorsNLP2018.pdf
不明点など,下記担当までお気軽にお問い合わせください.

言語処理学会第24回年次大会 スポンサー担当
荻野 紫穂,関根 聡,石川 真奈見
Email: nlp2018-sponsor [at] anlp.jp
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○委員一覧
大会委員会
委員長         山本 和英    (長岡技科大)
副委員長        中野 幹生    (HRI-JP)
委員 実行委員長    竹内 孔一    (岡山大)
   プログラム委員長 林 良彦     (早大)
   渉外       荻野 紫穂    (武蔵大)
   財務       永田 昌明    (NTT)

大会プログラム委員会
委員長         林 良彦     (早大)
副委員長        佐々木 裕    (豊田工業大)
委員          荒瀬 由紀    (阪大)
            大附 克年    (マイクロソフト)
            大野 誠寛    (東京電機大)
            岡崎 直観    (東工大)
            後藤 功雄    (NHK)
            小林 雄一郎   (日大)
            貞光 九月    (フューチャーアーキテクト)
            佐野 大樹    (Google)
            白井 清昭    (JAIST)
            進藤 裕之    (奈良先端大)
            鈴木 潤     (NTT)
            田中 貴秋    (NTT)
            塚田 元     (豊橋技科大)
            徳久 雅人    (鳥取大)
            徳久 良子    (豊田中研)
            中澤 敏明    (JST)
            松林 優一郎   (東北大)
            三浦 康秀    (ゼロックス)
            宮部 真衣    (諏訪東京理科大)
            三好 利昇    (日立製作所)
            吉岡 真治    (北大)
            吉永 直樹    (東大)
アドバイザー      相澤 彰子    (NII)

学生プログラム委員   梶原 智之    (首都大)
            山本 眞大    (慶應大)
            近藤 雅芳    (奈良先端大)

大会実行委員会
委員長         竹内 孔一    (岡山大)
委員          磯崎 秀樹    (岡山県立大)
            岩橋 直人    (岡山県立大)
            菊井 玄一郎   (岡山県立大)
            但馬 康宏    (岡山県立大)
            椎名 広光    (岡山理科大)

○ 問い合わせ先
お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします.

言語処理学会第24回年次大会 プログラム委員会
Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp
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