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[dbjapan] 第9回対話システムシンポジウム(SLUD-84)論文募集
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- Subject: [dbjapan] 第9回対話システムシンポジウム(SLUD-84)論文募集
- From: ryoko hotta <ryokorin [at] gmail.com>
- Date: Fri, 10 Aug 2018 06:25:56 +0900
メーリングリストの皆様:
(重複して届きました場合はお許しください),
豊田中央研究所の徳久と申します.
人工知能学会 音声・言語理解と対話処理研究会(SLUD)第84回研究会を,
「第9回対話システムシンポジウム」として,以下の要領で開催します.
日時:2018年11月20日(火)21日(水)
会場:早稲田大学 西早稲田キャンパス 55号館大会議室
〒169-8555 東京都新宿区大久保3-4-1
https://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus
参加費:無料(※資料集をご希望の方は資料代1,500円が必要です)
参加資格:特にありません.人工知能学会および本研究会非会員の方でも
参加・発表が可能です.
2010年度から毎年,対話システムシンポジウムと銘打ちまして,人工知能学会言語・音声
理解と対話処理(SLUD)研究会を中心に,国内の対話システム研究者が一堂に会する機会
を設け,研究討論と情報交換を行ってきました.対話システムはテキストチャットシステ
ムから対話ロボットまで様々な形態があり,また様々な要素技術を統合したシステムで
あるため,その発表は多様な分野に分散していました.これらが一堂に会する機会を設け
ることで,対話システムの研究者にとっては,今までの研究会の枠に捉われない議論が
でき,また対話システム分野に参入したい研究者にとっては,現在国内で行われている
対話システム研究の概観が掴める場としたいと考えています.
昨年度12件の出展があり盛況だったデモセッションに加えて,萌芽期の対話システム
研究に関する議論を行うべく,今年も若手ポスターセッションを企画し,独創性・将来性
のある研究に対して若手奨励賞を授与する予定です.招待講演には京都大の河原達也先生
と,東京大の牛久祥孝先生を,チュートリアルには成蹊大の中野有紀子先生をお招きし,
ご講演いただきます.この他にも,関連する国際会議の参加報告も予定しています.
対話システムの研究者や,対話システムに興味がある方々が,一堂に会する会となるよう
企画しておりますので,ぜひ発表をご検討ください.
対話システムシンポジウムでは,以下の企画を予定しています.内容や申し込み方法など
の詳細は下記をご覧ください
・口頭発表
・デモセッション
・若手ポスターセッション
・対話システムライブコンペティション
・国際会議報告
・招待講演およびチュートリアル講演
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[1] 募集内容(デモセッション,口頭発表,若手ポスターセッション)
発表申込締切日・資料集原稿締切日・発表申込先
[2] 募集内容(対話システムライブコンペティション)
[3] 募集内容(国際会議報告)
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[1] 募集内容(デモセッション,口頭発表,若手ポスターセッション)
発表申込締切日・資料集原稿締切日・発表申込先
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今回のシンポジウムでは以下のセッションを設けます.
・口頭発表セッション
・デモセッション
・若手ポスターセッション
発表申込み締切日: 2018年10月5日(金)
資料集原稿締切日: 2018年10月26日(金)
発表申込先:
https://goo.gl/forms/BeHVgXVrF1Y5LWSB2
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※発表申込が受理されると自動返信メールが送付されます.メールが受信できない方は,
メールの受信設定をご確認いただき,再度上記のリンクよりお申込みください.
※発表概要,全体の申し込み件数により,希望とは異なるセッションでの発表をお願い
する場合もありますので予めご了承ください.
※研究会が対象とする分野の範囲外,あるいは,研究会発表にふさわしい量・質に達して
いない申し込みについてはお断りすることもありますので,予めご了解ください.
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● 口頭発表セッション
口頭発表セッションでの発表は,技術的な発表に限らず,対話に関係する理論・分析・
リソースについての発表についても,幅広く募集します.
投稿原稿のページ数は,2ページ,4ページ,6ページのいずれかといたします.
口頭発表に申し込まれた方は,デモ発表用の原稿なしでデモ展示をしていただくことも
可能です.
● デモセッション(ポスター+展示)
恒例となりました対話システムデモセッションも開催いたします.
対話インタフェース,対話エージェント,対話ロボット,コミュニケーション支援
ロボット,対話システム開発ツールなど,システムの規模,形態を問わず募集します.
対話システム研究者以外の方々にも,システムについて知っていただく機会としたいと
思います(実機展示が難しい場合は,ビデオ展示でもかまいません).システムを開発され
ている研究室や研究機関,企業の方々など,内容の新規性に関わらず,是非展示発表を
ご検討いただきますよう,よろしくお願いいたします.
投稿原稿のページ数は,口頭発表同様,2ページ,4ページ,6ページのいずれかとします.
デモ発表に申し込まれる場合は,発表申込みフォーム内の「発表に必要な機材」欄に,
展示に必要なスペース,電源容量など,必要な展示環境をご記載ください.
(展示パネル,電源 (制限あり),机は,用意する予定です.ただし,会場の制限により,
個別に調整させていただく場合があります.)
● 若手ポスターセッション
若手ポスターセッションを今年度も実施します.本セッションでは30歳未満(2018年
4月1日時点)の若手を対象とします.対話システムを作ってみたがまだ評価ができて
いない,このような対話システムを考えているが実現する方法で迷っている,といった
段階での萌芽的な発表も歓迎します.発表形態としては,1分程度のショート発表の後,
ポスターセッションを行う予定です.また,シンポジウム実行委員による投票(共著者は
除く)により,独創性・将来性が高いと認められる発表に対して若手奨励賞を授与し表彰
します.学生に限らず,企業の若手の方からの発表も対象となりますので,積極的にご参
加ください.投稿論文は2ページ程度とします.また,口頭発表セッションにお申し込み
の方も,発表資格を満たしていれば本セッションでも発表できます.
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[2] 募集内容(対話システムライブコンペティション:口頭あるいはポスタ発表)
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〇イベント概要
対話システムシンポジウムから,対話破綻検出チャレンジは始まりました.本チャレンジ
は,昨年度,対話システムシンポジウムを離れ,国際イベントとなりました.対話破綻
検出チャレンジのデータは,対話研究への参入を容易にしたり,現状の対話システムの
問題点を明らかにしたりすることに役立ってきたと考えています.しかし,その一方で,
固定の対話コーパスに対してアルゴリズムを競う形式であるために,対話のライブ要素が
あまり検討されてこなかったという問題点もありました.
そこで,このたび,よりライブ性の高いイベントを行うことにより,対話システムにおける
よりリアルな難しさや面白さをシンポジウム参加者全員で共有できるようなイベントを
行いたいと考えました.それが「対話ライブコンペティション(ライブコンペ)」です.
ライブコンペとは,オーディエンスの前で実際に対話システムを動作させ,評価を行うイ
ベントです.予選と対話システムシンポジウム内でのライブイベントから構成されます.
予選では,クラウドソーシングにおいて複数名の作業者が,対話システムの評価を行い
ます.ライブイベントでは,予選で好成績を収めたシステムとシンポジウム参加者が対話
し,その状況を対話システムシンポジウムの参加者全員で鑑賞・評価します.
〇開発いただく対話システム
対象とするシステムは「雑談対話システム(非タスク指向型対話システム)」です.
〇対話システムの開発の仕方
対話システムの作成にあたっては,インスタントメッセージシステム
Telegram(https://telegram.org/)上で動作するボットを作成していただきます.
Telegram は,Python,Java,Rubyなど,様々な言語のボット作成用ライブラリが
GitHubで公開されており,これらを使って開発いただけます.基本的には,お手持ちの
ボットの入出力をTelegram 対応にしていただければOKです.
詳しい作成方法については,下記ホームページのGetting Startedをご覧ください.
https://dialog-system-live-competition.github.io/dslc1/
〇対話システムの評価の仕方
クラウドソーシングを用いた予選では,対話システムは,「どれくらいまた話したいと思う
か」という1つの評価軸にて5段階で評価されます.この評価軸はAlexa Prize と同等の
ものです.一つのシステムは20人のワーカーにより主観評価されます.対話はシステム発
話から始まり,システムとユーザは交互に発話するものとします.
また,それぞれ10発話ずつ行った時点で対話は終了することとします.(※発話数につい
ては変更の可能性があります)なお,20人による評価の前に,疎通に問題ないか,最低限
の対話ができるかなどを確認するためのスクリーニングを,オーガナイザと数名のクラウ
ドワーカーにより実施します.本スクリーニングを通過しなかったシステムはその時点で
評価の対象外とします.
〇スケジュール
9/30 エントリ受付〆切
10/1-10/10 スクリーニングおよびクラウドソーシングを用いた予選
10/12 結果通知
10/26 研究会原稿〆切
〇ライブコンペの参加の仕方
ホームページに参加方法を記載しております.Google form へのリンクがありますので,
そちらからエントリください.
https://dialog-system-live-competition.github.io/dslc1/
対話システムライブコンペティションセッションでの発表は,コンペ参加者の方に限りま
す.また,発表形態(口頭あるいはポスター)については事務局が決定いたします.論文
の提出期限は,他のセッションに準じます.
投稿原稿のページ数は,口頭発表同様,2ページ,4ページ,6ページのいずれかといたします.
〇所属組織および対話ログの公開について
予選を勝ち残った参加者については,所属組織を公表します.その他の組織については,
原則非公開としますが,公開を希望される場合はその限りではありません.
対話ログについては原則非公開とします.
〇その他
エントリの対話システムの数がこちらの想定を上回った場合,エントリをご遠慮いただく
場合があります.あらかじめご了承ください.
開発期間が短く恐縮ですが,みなさまのご参加をお待ちしております.
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[3] 募集内容(国際会議報告)
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今回のシンポジウムでは,夏から秋にかけての対話システム関連の学会(SIGDIAL, ACL,
COLING, IJCAI-ECAI, Interspeech, EMNLP, ICMI, IVA, SEMDIAL)に参加した若手の対話
システム研究者にワーキンググループを作って頂き,
・注目すべき発表
・各会議の採択基準・採択傾向
をまとめて発表して頂きます(発表は代表者1-2名に行って頂きます).原稿は不要ですが,
シンポジウム終了後,スライドを研究会のサイトにアップロードして頂く予定です.
ワーキンググループへの参加を希望する方,または,参加者を推薦して頂ける方は,当該
国際会議開始日の2週間前までに国際会議報告担当 中野 (nakano [at] jp.honda-ri.com)まで
連絡ください.希望者多数の場合は,実行委員会で調整させて頂きます.
【問い合わせ先】
第9回対話システムシンポジウム実行委員会
dialog-system-sympo [at] googlegroups.com
委員長 東中竜一郎(NTT)
副委員長 船越孝太郎(京大/HRI-JP)
委員 荒瀬由紀(大阪大)
稲葉通将(広島市大)
岡田将吾 (JAIST)
駒谷和範(大阪大)
杉山弘晃(NTT)
高橋哲郎(富士通)
角森唯子(NTTドコモ)
徳久良子(豊田中研)
中野幹生(HRI-JP)
藤江真也(千葉工大)
吉野幸一郎 (奈良先端大)
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