日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2002年)

DBWeb2002 論文応募締切延長のお知らせ


dbjapan の皆様

DBWeb2002 論文応募締切延長のお知らせ

(論文投稿締切:2002年10月7日(月)、アブストラクト締切9月30日)

先に、DBWeb2002 (データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム)の
開催および論文募集をアナウンスし、論文応募締切を9月27日としておりま
したが、下記のように締切を延長致しました。是非、奮って論文を御投稿くだ
さい。

*************************************************************
>>  [新スケジュール:]
>>  アブストラクト投稿締切 2002年 9 月30日 (月)
>>  論文応募締切      2002年10月 7日 (月)
>>  採否通知        2002年10月28日 (月)
>>  最終論文提出      2002年11月 7日 (木)
*************************************************************


DBWeb2002プログラム委員会

清木 康


========================================================================
[論文募集]

  DBWeb2002 (データベースとWeb情報システムに関するシンポジウム) 

  --- 感性,デザイン,バイオインフォマティクス,音楽,
      環境,医学,建築分野との連携に向けて ---

日程:2002年12月3日(火)〜12月4日(水)
場所:アーク都市塾(アーク森ビル36F)(東京)
主催:情報処理学会データベースシステム研究会

情報処理学会データベースシステム研究会では,DBWeb2002シンポジウムを
「データベース分野と異種分野の連携」をテーマとして,慶応大学SFCのブ
ランチ機能を有しております東京アークヒルズのアーク都市塾(アーク森
ビル36F)にて,12月3日,4日に開催致します.具体的な異種分野と
して感性・デザイン,バイオインフォマティクス,音楽,環境,医学,建
築分野を対象とし,その分野におけるデータベース応用技術についての発
表論文を募集致します.

[趣旨:]
インターネット,マルチメディア,モバイル・コンピューティングに代表
される最近の新しい計算機システム環境は,データベース分野に大きなイ
ンパクトを与えており,単にデータを共有するだけでなくデータを活用す
るための技術に関する研究開発の重要性が高まっています.データベース
分野の他分野への拡大の流れを踏まえ,「データベース分野と異種分野の
連携」をテーマとして設定し,分野連携の基盤技術としてのデータベース
高度応用技術ビジョンを議論することを目的としたシンポジウムを開催い
たします.さらに,本シンポジウムでは,データベース高度応用分野の専
門家と連携した次の特別セッションを設定し,各特別セッションに関連す
るデータベース応用技術についての発表論文を広く募集いたします.
(各特別セッションにおける一般論文募集の詳細は後ろにあります.)

(1)	医療情報とデータベース(連携団体は後日ご連絡致します.)
(2)	感性・デザインとデータベース(日本感性工学会と連携予定)
(3)	建築・都市の情報空間デザインとデータベース(日本建築学会と連携予定)
(4)	バイオインフォマティクスとデータベース(日本バイオインフォマティクス学会,
                                                慶応義塾大学医学部と連携予定)
(5)	音楽データベースの新しい潮流(情報処理学会音楽情報科学研究会と
                                      連携予定)
(6)	MPEG-7とデータベース(情報処理学会情報規格調査会,
                              情報処理学会オーディオビジュアル複合情報処理研究会,
                              MPEG-7 Alliance と連携予定)
(7)	Semantic Webとデータベース(情報処理相互運用技術協会と連携予定)

その他協賛団体:
  日本データベース学会
  電子情報通信学会データ工学専門委員会
  ACM SIGMOD 日本支部

[情報処理学会論文誌:データベース(TOD)との連携:]
本シンポジウムでは,データベースに関する一般論文も募集いたします.
本シンポジウムへの投稿時に,情報処理学会論文誌:データベース(TOD18号)
へ同時投稿(Extended Abstractで投稿可能)した場合,適切かつ親切なコメン
トがなされ,シンポジウムの査読とTODの第1回査読が行われます.シンポジ
ウムに採録された論文は,本シンポジウムでご発表いただきます.TODに条件
付採録された論文については,本シンポジウムにてご発表頂いた後に,その
コメントを基に1月15日までに最終投稿(Full Paper+コメントへの回答を投
稿)することができます.この最終投稿は通常の第2回目査読に相当するもの
として扱われます.なお,本論文誌に投稿された論文の査読は本シンポジウ
ム特別編集委員会が行います.したがって,第1回目査読と第2回目査読の整
合性は保証致します.

[スケジュール:]
 アブストラクト投稿締切 2002年 9月30日 (月)
 論文応募締切      2002年10月 7日 (月)
 採否通知        2002年10月28日 (月)
 最終論文提出      2002年11月 7日 (木) (予稿集印刷のため締切
                                               厳守でお願い致します)

[応募方法:]
(1)アブストラクト投稿は、シンポジウム発表の登録に対応します。
論文名、著者名と所属、連絡先、投稿先特別セッション名(ない場合は「一般」
)、TOD同時投稿の有無、50字程度のアブストラクトを下記送付先、もしくは、
次のメールアドレス(hosokawa [at] elcom.nitech.ac.jp)までお送りください。
(2)応募論文は和文,または英文とし,Extended Abstract(図表・参考
文献を含む)に,題名,著者名,所属,連絡先(住所,FAX,e-mail),関連
する特別セッション名(ない場合は「一般」),同時投稿の有無を添えて提出
ください.文長は,ワープロA4版で4〜8頁程度(和文:6,000字,英文:1,600
語 を目安)としてください.投稿論文は、郵送にて下記送付先へお願い致します。
(3)	応募論文は,本シンポジウム特別編集委員会が査読し,採否を決定す
る.採録された場合,最終論文は,論文刷り上がり8頁(和文:約15,000字,
英文:約4,000語)を上限とし,会議録に収録されるとともに,シンポジウム
で口頭発表するものとします. 

送付先:情報処理学会データベースシステム研究会
    〒108-0023東京都港区芝浦三丁目16番20号芝浦前川ビル7階
    (DBWeb2002投稿論文在中と明記してください.)

DBWeb2002プログラム委員会:
主査:清木康(慶大),幹事:市川哲彦(お茶大),佐藤聡(筑波大),
                            原隆浩(阪大),細川宜秀(名工大)

照会先:
  細川宜秀(名古屋工業大学 電気情報工学科)
  〒466-8555 愛知県名古屋市昭和区御器所町
 E-mail: hosokawa [at] elcom.nitech.ac.jp
 Tel: 052-735-5450
 Fax: 052-735-5465

* DBWeb2002 ホームページ
   http://www.mdbl.sfc.keio.ac.jp/IPSJ-DBS/Symposium/DBWeb2002.html



    ----- 特別セッションの概要と一般論文募集の案内 -----

(1)	医療情報とデータベース(連携団体は後日ご連絡致します.)

       -- 医療の現場におけるインターネットとデータベース --

      現在,医療現場において高精細な画像や映像情報が大量に利用さ
    れており,それらは,実際のフィルムやビデオなどのメディアで管
    理されています.しかし,近年の医療技術の進歩において,医療情
    報を様々な角度から検証することが求められており,従来のメディ
    アでの管理では,不十分となっています.一方,患者が複数の医療
    機関にかかる場合もあり,情報の流通も不可欠となっています.さ
    らには,ゲノムやテイラーメイド医療,病気の予防という観点から
    栄養学的な情報の管理や流通が重要な課題となっています.このよ
    うな課題を解決するために,データベースやインターネットの活用
    が医療の世界でも注目されています.データベース技術によって,
    医療情報が整理され,様々な角度から検証されることが可能となり,
    また,インターネットの技術がデータベースの情報を流通させるこ
    とを可能としています.さらに,Virtual Reality技術が患部の発見
    や治療法の確認に広く用いられようとしています.
  
     上記の趣旨から,医療VR,遠隔医療,電子カルテなどの医療情報
    のためのデータベース技術やインターネットアプリケーション技術
    一般に関する論文を募集します.



(2)	感性・デザインとデータベース

      データベース分野の新しく重要な研究課題領域として感性情報処
    理が注目されております.現在,データベース分野における感性情
    報処理研究は心理学分野の研究成果を取り込みながら拡大しており
    ますが,感性に関する研究を行っている芸術分野や医学分野とデー
    タベース分野の融合によってさらなる発展が期待されております.
    さらに,データベース技術は,感性に関する研究を行っている分野
    の基盤技術としてその分野の発展に貢献するものと期待されており
    ます.
      そこで,その特別セッションでは,次の項目についての一般発表
    論文を募集致します.

       - 新しい感性・デザイン・データベースの提案
       - 感性・デザイン分野におけるデータベース事例
       - 感性データベース,デザイン・データベースの評価手法

      さらに,感性・デザイン分野の専門家による感性・デザインと
    データベース技術に関する招待講演を予定しております.

    協賛団体:日本感性工学会(予定)



(3)	建築・都市の情報環境デザインとデータベース

      人の環境にとって,都市や建築という空間を構成する要素に続いて,
    情報の基盤とコンテンツの役割が重要度を増しております.これまで,
    都市や建築を考える時,物理面,構造面,機能面からその空間がデザ
    インされていますが,これからは情報面という新しい側面を重視する
    必要があります.住み,働き,憩い,めぐるという都市の基本機能に
    対して,情報の基盤とコンテンツがその役割を発揮できるように,「
    情報環境のデザイン」を含めて都市を考える必要があります.人を厳
    しい自然環境から守り,快適な生活を提供する建築空間にも,その快
    適性のために「情報環境のデザイン」が必要となっております.
      この前提のもと,データベース技術は,都市や建築の情報環境を扱
    うための基盤技術として期待されております.
      そこで,特別セッションでは,次の項目についての一般発表論文を
    募集致します.

        - 都市・建築の情報環境デザインで取り扱う情報の構造化手法
        - 都市・建築の情報環境デザイン・データベースシステム

      さらに,都市・建築の情報環境デザインで取り扱う情報の種類や,
    デザイン・データベースシステムのあり方について,データベース分
    野と建築分野のスペシャリストによるパネル討論を予定しております.

    協賛団体:日本建築学会(予定)



(4)	バイオインフォマティクスとデータベース

      --- 生命科学,生物情報学とデータベース技術の連携 ---

      近年,生命科学,生物情報学が注目され,多くの研究者の関心を集
    めています.また,その研究対象は,ゲノム解析のためのデータマイ
    ニング技術,多様なデータソースを扱うための異種統合データベース
    技術,医学論文を対象とするテキストマイニング技術など多岐に渡っ
    ております.このように,データベース技術が生命科学,生物情報学
    に適用できる分野は幅広く,生命科学,生物情報学の発展に,データ
    ベース技術の貢献が期待されています.
      そこで,本特別セッションでは,生命科学,生物情報学のためのデ
    ータベース技術に関する論文を募集します.具体的には次の項目につ
    いての一般論文を募集致します.
      - 生命科学,生物情報学とデータベース技術の連携手法
      - ゲノム情報を対象としたデータベース技術
      - 生物種情報を対象としたデータベース技術

    協賛団体:日本バイオインフォマティクス学会(予定)
              慶応義塾大学医学部(予定)



(5)  音楽データベースの新しい潮流

                〜J-POP流通革命(音楽ビジネスと楽曲DB管理)

        近年,コンピュータの新しい応用分野として,エンターテイメントが注目
        されています.その中でも特に,音楽とIT技術の融合は,ビジネスを始め
        とするさまざまな側面から重要性が認められています.このような状況に
        おいて,楽曲データの効率的な蓄積・検索に対する要望は強く,データベ
        ース技術が寄与する役割は大きいものと考えられます.
        そこで本特別セッションでは,「音楽データベースの新しい潮流」と題し
        て,ミュージシャンや出版関係者,学術研究者などさまざまな分野におい
        て音楽に携わる著名人を講師・パネリストとして招き,音楽ビジネスや音
        楽データベースに関わる最新技術動向について紹介して頂きます.本特別
        セッションは,今後の音楽ビジネスとデータベース技術を結びつける大き
        なきっかけになるものと確信します.

        なお,本特別セッションでは一般論文を募集致しませんのでご注意くださ
        い.

        セッション内容(予定)

        第一部:招待講演(120分)
                講師:サエキけんぞう(ミュージシャン)他1名
        第二部:パネルディスカッション(60分)
                司会:サエキけんぞう(ミュージシャン)
                パネリスト:清木康(慶大)他約2名

    協賛団体:情報処理学会音楽情報科学研究会(予定)



(6)	MPEG-7とデータベース

      MPEG-7は,様々な種類のマルチメディア情報の記述方法を標準化し,検索や
    フィルタリングに利用することを目的として,映像や音声の特徴量情報から意
    味構造情報の表現方法を広くカバーしたXMLベースの記述体系の標準です.2002
    年3月に主要部分の標準化作業が完了し,今後,マルチメディアコンテンツの流
    通の促進とさらなる利便性を提供するために,広く普及が期待されている標準
    の一つです.
      このような状況下において,MPEG-7で記述されたコンテンツが大量に発生す
    ることが予想され,それらを如何に管理し,活用するか,という問題を解決し,
    利用者が要求するコンテンツを効率よく提供する仕組みの構築が重要な技術課
    題です.また,データベース分野で扱うさまざまな対象をMPEG-7という標準で
    記述することで,情報の互換性が高まり,情報交換が促進され,これまでに適
    用できなかったアプリケーションが創出されることも期待されます.
      上記の趣旨から,MPEG-7とデータベース技術に関する論文を募集します.

    本セッションにおける一般発表以外の企画:
      + MPEG-7の標準化に中心的に関わった方の招待講演(予定)
      + MPEG-7に関するツール・システムに関するデモセッション(予定)

    協賛団体
      情報処理学会 情報規格調査会
      情報処理学会オーディオビジュアル複合情報処理研究会
      MPEG-7 Alliance



(7)Semantic Webの最新動向(情報処理相互運用技術協会と連携)

        World Wide Webコンソーシアム(W3C)において,最新のテーマとして
        Semantic Webが非常に注目を集めています.昨年のDBWeb2001では,情報
        処理相互運用技術協会(INTAP)との連携によるチュートリアルおよびパネ
        ル討論が行われ,大好評のうちに終了しました.
        そこで本特別セッションでは,昨年に引き続きINTAPとの連携により,
        W3CにおけるSemantic Webの活動動向や,最新の研究動向について下記の
        ような招待講演を行います.

        なお,本特別セッションでは一般論文を募集致しませんのでご注意くださ
        い.

        セッション内容(予定)

        招待講演
        - W3CにおけるSemantic Webの標準化動向
        - セマンティックWebの課題と研究の方向性
        - セマンティックWebの応用システム

    協賛団体:情報処理相互運用技術協会(予定)

----------------------------------------------------------------------