日本データベース学会

dbjapanメーリングリストアーカイブ(2011年)

[dbjapan] X-Sensor 2.0 テストベッドの公開


日本データベース学会の皆様

大阪大学の義久です。
お世話になっております。

 我々の研究グループでは科研費「情報爆発」プロジェクトの支援を受け、
大阪大学の原隆浩先生を中心に複数のセンサネットワーク拠点を統合的
に利用できるセンサネットワークテストベッド「X-Sensor 2.0」を構築し
ております。

 今回、みなさまに簡単に多地点・多種のセンサデータを入手していただ
けるよう、テストベッドを公開させていただきましたので、是非ともご利
用ください。サンプルデータは3ステップで入手できます。

 本テストベッドは3月9日〜11日に学術総合センター(千代田区)にて
開催される 平成22年度科研「情報爆発IT基盤」成果報告会 中にデモ展示
させていただく予定です。

よろしくお願いします!

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           X-Sensor 2.0 テストベッド
           http://www2.x-sensor.org/
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概要:
 近年のセンサネットワークへの注目の高まりに伴い、多くのセンサネ
 ットワークが運用されています。これら複数のセンサネットワーク拠点
 を統合的に運用することで、多地点・多種のセンサデータを利用した研
 究開発が可能になります。
  そこで我々の研究グループでは科研費「情報爆発」プロジェクトの支
 援を受け、複数のセンサネットワーク拠点を統合的に利用できるセンサ
 ネットワークテストベッド「X-Sensor 2.0」を構築しました。
  X-Sensor 2.0は、複数のセンサネットワークからセンサデータを収集
 できます。単純に収集するだけでは通信量が膨大になる場合があるため、
 モバイルエージェント(移動するプログラム)を用いて平均や最大値と
 いった計算処理を行いながら収集することで通信量を削減しています。
  多数の研究者、開発者が簡単に多地点・多種のセンサデータを利用し
 た研究開発ができることを目指して構築しております。是非ともご利用
 ください。

使い方:
 大阪大学西尾研究室のセンサネットワーク拠点の温度データを時刻情報
 と共に収集するクエリ
 1.http://www2.x-sensor.org/
   からゲストアカウントでログイン
 2.Create Queryボタンを押す
 3.Create Sample Agentボタンを押す

画面構成等:
 ・左上の部分には現在実行中のクエリが表示されています。
 ・地図にはセンサネットワーク拠点(四角)と
  選択中のクエリのモバイルエージェント(丸)とその移動経路(実線)
  が表示れています。
 ・センサネットワーク拠点をクリックするとモバイルエージェントの移
  動先として選択され、左下の部分に追加されます。
 ・Create Queryボタンを押して表示される画面でSQLを利用することもで
  きます。
 ・Global/Local ScriptをJavaで記述することでセンサデータを処理しな
  がら収集するモバイルエージェントを利用できます。

謝辞:
 本テストベッドの構築は、文部科学省科学研究費補助金特定領域研究(18049073)
 「情報爆発に対応する新IT基盤研究支援プラットホームの構築」の支援
 を受けている。また、本テストベッドの開発および運用に関してご議論
 いただいている、拠点参画者の皆様に謝意を表す。

連絡先:
 義久智樹(大阪大学)
 yoshihisa [at] cmc.osaka-u.ac.jp
 まで。

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義久智樹(Tomoki YOSHIHISA)
大阪大学 サイバーメディアセンター 准教授
(兼)大阪大学情報科学研究科マルチメディア工学専攻(西尾研究室)
〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-5
大阪大学大学院情報科学研究科
Tel: 06-6879-4513 Fax: 06-6879-4514
Mail to: yoshihisa [at] cmc.osaka-u.ac.jp
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