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[dbjapan] 言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内 (開催3/12-3/16)
- To: dbjapan [at] dbsj.org
- Subject: [dbjapan] 言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内 (開催3/12-3/16)
- From: TANAKA Takaaki <tanaka.takaaki [at] lab.ntt.co.jp>
- Date: Fri, 12 Jan 2018 16:22:56 +0900
メーリングリストの皆様 (重複して届きました場合はお許しください), NTTの田中と申します. 言語処理学会第24回年次大会開催案内をお送りいたします. 大会発表の申し込みは1月17日(水)までとなっておりますので, ご投稿くださる方はどうぞよろしくお願いいたします. ============================================================== ★★★新着情報★★★ ◆ 大会発表の申込みおよび論文原稿の締切は1月17日(水)となっています ◆ 招待講演とチュートリアルの詳細を掲載いたしました ◆ ワークショップのウェブサイト情報を掲載いたしました ◆ 特別企画(ミニシンポジウム)の情報を掲載いたしました ◆ 事前参加申込みの受付を1月11日(木)から開始しました ◆ スポンサーイブニングの情報を掲載いたしました ============================================================== ============================================================== 目次 ■言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内及び発表募集 ★招待講演 ★チュートリアル ★若手チュートリアル ★特別企画(ミニシンポジウム) ★発表申し込み ★参加登録,参加費 ★懇親会 ■第24回年次大会 テーマセッションの発表募集 ■第24回年次大会 ワークショップの開催案内 ■スポンサーイブニングのお知らせ ============================================================== ■言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)開催案内及び発表募集 言語処理学会第24回年次大会(NLP2018)を岡山コンベンションセンターにおいて 以下の要領により開催いたします. ○ 大会Webサイト 大会Webサイトは以下のURLにて開設しています. 大会発表募集・発表申込要項などの詳細は下記をご参照ください. http://www.anlp.jp/nlp2018/ ○ 開催日時 2018年 3月 12日(月)~ 3月16日(金) 3月 12日(月) チュートリアル(午前:若手企画,午後:通常企画, 夕方:スポンサーイブニング) 3月 13日(火) 本会議 第1日 3月 14日(水) 本会議 第2日 3月 15日(木) 本会議 第3日 3月 16日(金) ワークショップ ○ 会場 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム) http://www.mamakari.net/ 所在地:〒700-0024 岡山県岡山市北区駅元町14−1 地図:http://www.mamakari.net/access/ (JR岡山駅中央改札口から徒歩約3分) ※無料の臨時託児室を設置します. ご利用の方は2月14日(水)までに事前申し込みが必要です. 詳細は,以下をご参照ください. http://www.anlp.jp/nlp2018/#nursery ○ スケジュール 大会発表申込・論文原稿締切 2018年 1月 17日(水) 大会プログラムWeb公開 2018年 2月 8日(木) 事前参加申込締切 2018年 2月 14日(水) 予稿集Web公開 2018年 3月 5日(月) 発表申し込みは大会Webサイトにて受け付けています. ● 招待講演 以下の2件の招待講演をいただく予定です. 講演時間などの詳細は追ってお知らせいたします. 3/13 (火) ◆講演者: 定延 利之 先生(京都大学教授) ◆題目: 「非流ちょうな音声言語の規則性をさぐる」 ◆概要: 言語の基本は音声言語だと,言語学はことあるごとに言ってきたが,音声言語の 研究は立ち遅れている.それは,音声言語が本来的に,対面型コミュニケーション で相手の反応を見ながら即時的に語る,非流ちょう(dis-fluent)なことばだからでは ないか.では,音声言語の非流ちょう性を言語学者が正面から取り上げれば,ど のような規則性が明らかになるのだろうか? 本講演では,文単位で話しがちな 英語と違って,「品川でぇ,」「新幹線にですねぇ,」「乗り換えてさぁ,」などと,文節 単位でとぎれとぎれに発せられる日本語のコマギレ発話を中心に,非流ちょうな 音声言語の規則性を具体的に紹介し,言語処理に活かす可能性を検討したい. ◆略歴: 1962年生.1985年京都大学法学部卒,1987年京都大学文学部文学科卒,1998年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了.博士(文学).現在,京都大学文学研 究科教授.言語学・コミュニケーション論の教育研究に従事.日本語文法学会副 会長.単著に『よくわかる言語学』(1999,アルク)・『認知言語論』(2000,大修館)・ 『ささやく恋人,りきむレポーター』(2005,岩波書店)・『煩悩の文法』(2008,筑摩 書房)・『日本語社会のぞきキャラくり』(2011,三省堂)・『コミュニケーションへの 言語的接近』 (2016,ひつじ書房)他. 3/15 (木) ◆講演者: 戸次 大介 先生(お茶の水女子大学准教授) ◆題目: 「理論言語学と自然言語処理と」 ◆概要: 前半は,理論言語学,特に形式統語論と形式意味論における近年の発展と,それ に基づく言語処理技術である"ccg2lambda"について紹介する."ccg2lambda"は, 組合せ範疇文法(Combinatory Categorial Grammar)と深層学習による頑健な統語 解析,高階論理による意味の表示と合成,定理証明器と機械学習を組み合わせた 含意関係認識,文間類似度計算のためのプラットフォームである.後半は,次世代 の意味の理論として,依存型意味論(Dependent Type Semantics)による自然言語 の証明論的意味論を紹介する.旧来のモデル理論的意味論に基づく動的意味論や, 近年注目されている深層学習・分散表現による含意関係認識と比較しつつ,現時点 における自然言語の意味についての我々の理解を俯瞰する. ◆略歴: 1995年東京大学理学部情報科学科卒業.2000年同大学院理学系研究科情報科学 専攻博士課程修了.理学博士.2008年より,お茶の水女子大学理学部情報科学科 准教授.専門は数理・理論・計算言語学.著書に「日本語文法の形式理論」(くろしお 出版),「数理論理学」(東京大学出版会). ● チュートリアル 3月12日(月)には,4つの分野のチュートリアルを行う予定です. 講演時間,概要などの詳細は決まり次第お知らせします. http://www.anlp.jp/nlp2018/#tutorial ・手話 坊農 真弓 先生(国立情報学研究所) ・強化学習 前田 新一 先生,藤田 康博 先生(プリファードネットワークス) ・フィールド言語学 澤田 英夫 先生(東京外国語大学) ・東ロボと数学問題 松崎 拓也 先生(名古屋大学) ● 若手チュートリアル企画:「学生向けキャリアビジョン講座」 本年度は,初めての試みとして若手チュートリアルを開催します. テーマは「学生のキャリアビジョン」です. 3月12日(月)午前に,以下の3件のチュートリアルを行う予定です. ・講演者:進藤裕之 さん(奈良先端科学技術大学院大学) タイトル:若手大学教員の仕事 ・講演者:吉川友也 さん(千葉工業大学) タイトル:新設研究センターで働くということ ・講演者:江里口瑛子 さん(東京大学) タイトル:失敗した後に取り組むべきこと ● 特別企画:ミニシンポジウム「自然言語処理の歩みとこれから」 特別企画のミニシンポジウムをプレナリーセッションとして開催する予定です. 是非,ご参加下さい. 日時:3月14日 (水) 13:00~14:00 登壇者: 辻井 潤一,飯田 仁, 他 1名 (調整中) 趣旨: 言語処理学会創設25周年を目前にして,自然言語処理の現状と取り巻く状況, 将来の展望について考える.AIブームと言われる昨今,「AI meets the Real World.」が叫ばれている.この流れは,「NLP meets the Real World.」へと 進んでいくのであろうか? 現在のAIブームを支えるDNNは,MTやQAに革命的な変化をもたらしている.一 方で,DNNは,Chomsky以降の理論言語学,そこから派生した計算言語学とは乖 離した処理技術としての側面を強く持つ. DNN+強化学習という枠組みは,理論言語学や計算言語学が避けてきた意味, 文脈,発話状況といった,言語外の実世界と言語表現との橋渡しをする技術を 提供すると同時に,技術として純化することで,計算言語学や認知科学が持っ ていた科学としての側面をそぎ落としているように見える. DNNに代表されるデータ駆動の方法論のみによって,人間知能における言語的 なものが果たす役割の解明,あるいは,思考の人工物による実現に寄与できる のかは未知である.今のDNN技術は,人間の言語活動をサポートするNLP技術か ら,言語を核とする人間の創造的かつ情報伝播の活動の解明に貢献する新たな 計算枠組みとなりえるのかを考える. 言語使用の環境を含めた言語データ収集が必要となるが,一方で何をデータと するか,そのデータにどのような解釈(Annotation)を与えるかは,背後にあ る理論に依存する.データ駆動のアプローチと理論ベースのアプローチの統合 により,技術と科学の乖離は緩和できるのか,DNNに代表される技術はそこで どのような貢献をするのか,について議論を深めたい. ○ 大会発表申込先 昨年度と同様,発表申込と同時に予稿集の原稿を投稿していただきます. 発表申込時に必ず予稿集の原稿をPDFでご用意くださいますよう,お願いい たします. 発表申込は,下記のWebサイトにて受け付けています. http://www.anlp.jp/nlp2018/ 申込の受付は,本ページ内にて2017年12月4日(月)に開始しました. なお,Web経由での申込が不可能である場合には,下記までご連絡ください. 言語処理学会第24回年次大会 発表申込受付担当 Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp ○ 発表申込要項 言語処理学会論文誌の原稿執筆案内の6章および7章が変更になりました. 本年次大会でも,この点に特にご留意ください. http://anlp.jp/guide/guideline.html その他の申込み要項はこちらをご参照ください. http://www.anlp.jp/nlp2018/#application_howto ◯ 参加登録 事前参加登録の受付を2018年1月11日(木)に開始しました. 事前参加登録サイトは大会Webページからリンクされます. 事前参加登録および入金は2018年2月14日(水)までにお願いします. 期限までに入金されていない場合,原則として事前参加登録は無効となりますので ご注意ください. ※臨時託児室をご利用の方は,2018年2月14日(水)までに 事前申し込みをお願いします. http://www.anlp.jp/nlp2018/#nursery ◯ 参加費 会員種別,申込時期によって,以下の参加費をいただきます. 事前登録の受付は2018年1月11日(木)から2月14日(水)までです. 一般会員:事前登録6,000円(不課税),当日受付9,000円(不課税) 学生会員:事前登録3,000円(不課税),当日受付6,000円(不課税) 賛助会員:事前登録6,000円(不課税) 非会員(一般):事前登録15,000円(税込),当日受付18,000円(税込) 非会員(学生):事前登録6,000円(税込),当日受付9,000円(税込) ・チュートリアル,ワークショップの参加は,本会議参加費に含まれます. ・チュートリアルまたはワークショップのみ参加・聴講する場合も,本会議 参加費が必要です. ・賛助会員価格(割引)は,事前登録のみ設定します.当日受付の場合は, 非会員扱いとします. ・当日の受付作業の軽減のため,できるだけ,事前登録をお願いします. ◯ 懇親会 日時:3月14日(水)19:00-21:00 場所:ホテルメルパルク岡山 所在地:〒700-0984 岡山県岡山市北区桑田町1−13 (JR岡山駅から徒歩7分) 参加費: 一般会員 6,000円(税込) 賛助会員 6,000円(税込) 非会員(一般) 6,000円(税込) 学生会員 4,000円(税込) 非会員(学生) 4,000円(税込) ※懇親会参加費は事前申し込み,当日共に同一費用です. ※形式は立食形式です. ※例年,事前申し込み締め切り前に定員に達してしまうため,早めの申し込みを お願いいたします. ○ 問い合わせ先 お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします. 言語処理学会第24回年次大会 プログラム委員会 Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp ============================================================== ■テーマセッションの発表募集 本会議内に以下の2件のテーマセッションを設けます.発表申込方法は本会議 と同様です. ○ テーマセッション1 「言語教育と言語処理の接点」 ○ テーマセッション2 「翻訳における人間と機械の協働: for what, how, where, when and why?」 詳細はこちらをご覧ください. http://www.anlp.jp/nlp2018/#theme_info ============================================================== ■ワークショップの開催案内 今回,以下,2件のワークショップが開催されます. 両ワークショップともに発表を募集する予定です. 詳細については,それぞれのワークショップのウェブサイトをご覧ください. ◯ ワークショップ1 「形態素解析の今とこれから」 https://sites.google.com/view/nlp2018ws/ ◯ ワークショップ2 「言語処理研究者・技術者の育成と未来への連携」 https://sites.google.com/view/nlp2018-ws-grow-together/ ============================================================== ■スポンサーイブニングのお知らせ NLP2018では,企業と学生を繋ぐイベントとして,「スポンサーイブニング」 を開催いたします.若手チュートリアル企画の「学生向けキャリアビジョン講 座」は,学生の今後のキャリアプランの参考になるように,実際に企業やアカ デミアで働いている方のお話をうかがう企画ですが,「スポンサーイブニン グ」は,NLP2018のスポンサー企業の方の話すメッセージを,学生がアルコー ル片手に気軽に聞ける場を設けて,企業と学生が直接交流するきっかけを作る ことを目的としています.「スポンサーイブニング」の概要は以下の通りで す. ○ 日時 2018年3月12日(月) チュートリアル終了後 ※詳細な時間帯や会場となる部屋等は,決まり次第以下のURLで公開いたします. http://www.anlp.jp/nlp2018/#sponsor_evening ○ 参加企業 スポンサー申し込みの締切後に発表します. ○ 内容 「スポンサーイブニング」への申し込みがあったNLP2018のスポンサー企業の 方に,自由に学生へのメッセージを話していただきます. ○ 参加方法 事前申し込みなどは必要ありません.当日,直接会場にお越しください. ○ 参加費 無料 ○ 参加資格 どなたでも参加できます.ただし,参加者が非常に多い場合は,学生以外の方 の参加を制限したり,飲食物を学生優先で配布したりすることがあります.ど うぞご了承ください. ○ 飲食等 飲物(アルコール・ノンアルコール双方)とスナックを提供します. 参加する学生の方は,是非,このイベントの後に,気になる企業に自分から話 しかけてみてください.スポンサーとして参加する企業の方にも,イベント後 に少し会場に残って,参加学生からのコンタクトに答えてくださるようにお願 いする予定です.イベント後,企業と学生との食事会などは,個別に自由に行 ってください.このイベントを介して,企業と学生との直接交流が少しでも増 えれば幸いです. NLP2018 大会委員会 ============================================================== ○委員一覧 大会委員会 委員長 山本 和英 (長岡技科大) 大会プログラム委員会 委員長 林 良彦 (早大) 大会実行委員会 委員長 竹内 孔一 (岡山大) ============================================================== ○ 問い合わせ先 お問い合わせは次のメールアドレスにお願いいたします. 言語処理学会第24回年次大会 プログラム委員会 Email: nlp2018-inquiry [at] anlp.jp ==============================================================
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