日本データベース学会

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[dbjapan] [Reminder] 【参加募集】2月24日(水)開催 (無料)第3回DBSJセミナー 「データの扱いは大切に!データを利用した調査・研究・ビジネスの肝」

  • To: "dbjapan [at] dbsj.org" <dbjapan [at] dbsj.org>
  • Subject: [dbjapan] [Reminder] 【参加募集】2月24日(水)開催 (無料)第3回DBSJセミナー 「データの扱いは大切に!データを利用した調査・研究・ビジネスの肝」
  • From: "Miki M Enoki" <ENOMIKI [at] jp.ibm.com>
  • Date: Tue, 23 Feb 2021 00:02:51 +0900

度々失礼いたします.いよいよ24日開催です!ご参加おまちしております.

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日本データベース学会の皆様

お世話になっております,IBMの榎です.

2020年度第3回DBSJセミナーを,2021年2月24日(水)の午後に開催いたします.(オンライン開催)

第3回のテーマは,「データの扱いは大切に!データを利用した調査・研究・ビジネスの肝」です.

データを取り扱う調査・研究・ビジネスにおいて,データのプライバシやセキュリティ対策等慎重にデザインをして活用することが重要になります.
対策がうまくできていないと,結果的に炎上リスクも高まりかねません.

まずは「個人情報の利活用における失敗事例とその分析」を弁護士の板倉先生に解説していただくとともに,
LINE株式会社の江口様,株式会社Cygamesの倉林様をお招きし,
企業ではどのような対応をされているのかについても,ご講演をいただきます.
LINE社やCygames社のデータの活用術をうかがえるチャンスです!

-- 講演詳細はこちら https://dbsj.org/events/event_info/dbsj_seminar_2020_3/ --

参加費:無料

参加申込先:
以下のconnpass,もしくはPeatixよりご登録ください。(どちらか一方のみの登録で問題ありません。)
https://dbsjseminar.connpass.com/event/199827/
https://dbsj2020-03.peatix.com

皆様のご参加を心よりお待ちしております.



■プログラム(13:00〜)
13:00-13:05:挨拶
木俵 豊 特命副会長

13:05-15:05:(講演1)個人情報の利活用における失敗事例とその分析

ひかり総合法律事務所 パートナー弁護士
板倉 陽一郎 氏

概要:
個人情報の利活用に失敗するのはなぜか。その多くは,当初より,適切なスキームが構築できていないことに求められる。
プライバシーポリシーや利用規約に表面的に何が書いてあるかなどは,二の次である。不適切なプライバシーポリシーや利用規約は結果の一つでしかない。
スキーム構築の段階で,誰が保有者として責任を負うのか,個人情報を一体何のために用いるのか。
そのようなことを曖昧にしたまま始めた利活用スキームが,往々にして残念な結果を迎えている。
本講演では,個人情報の利活用における失敗事例とその分析を通じ,適切なスキーム構築の勘所をお伝えする。

15:05-15:15:休憩

15:15-15:45:(講演2)事業会社での取り組み

LINE株式会社 執行役員 公共政策・CSR担当
江口 清貴 氏

概要:
コロナ禍において実施した,厚労省xLINEのコロナ全国調査や,各自治体で行ったLINEコロナパーソナルサポート等,急遽必要に迫られ超特急で実施した事例紹介と,
その裏側での葛藤や模索などを披露しながら,産官学でのデータ利用促進に向けて何かお話します.
無駄に炎上させないための知恵というより,Integrityというキーワードでデータと向き合うお話など.


15:45-16:15:(講演3)DX時代のデータを活用した技術研究から実用化までの事例紹介

株式会社Cygames 技術顧問/Cygames Research所長
倉林 修一 氏

概要:
デジタルトランスフォーメーション(DX)の要諦は、組織のプロセス全体をデジタル化し、そこから継続的に得られるデータを活用して
大局的な判断や行動を数理的な根拠を以って行う点にあります。このようなDXの時代においては、
これまでICTのユーザだった多くの企業が研究開発の主体に変化しており、膨大なデータを活用した研究により新しい知識・技術を創造し、
それらを事業で活用するという“知識創造とイノベーションの相互作用”が、全ての組織に求められるようになっています。
そこで、本講演では、株式会社Cygamesの基礎研究所であるCygames Researchを事例として、大規模データを活用した研究の計画方法、
実用化プロセス、実用化の結果得られた事業上の利点と研究の改善方法をご紹介します。また、DX時代のデータインテンシブな研究を可能にするための、
現場と研究者とが密接に連携するResearch as a Service型研究組織という取り組みについてご説明します。
日本から世界に向けてグローバルにオンラインゲームサービスを提供する事業者が、技術研究を行う上での利点、課題、そして今後の展望をお伝えしていきます。

16:15-16:25:休憩

16:25-17:25:パネルディスカッション

モデレータ:国立情報学研究所/東京大学 喜連川 優 会長
パネリスト:講演者一同

講演をふまえて,適切なデータの利活用術について議論する.





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Miki ENOKI, Ph.D. <榎 美紀>

Member, IBM Academy of Technology
IBM Research - Tokyo
E-mail: enomiki [at] jp.ibm.com